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12月18日-06号

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  1. 宜野湾市議会 2019-12-18
    12月18日-06号


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    最終取得日: 2023-06-08
    令和 元年 12月 定例会(第424回)   令和元年第424回宜野湾市議会定例会会議録(第6日目)                       午前10時00分(開議時刻)            令和元年12月18日(水)                       午後3時25分(散会時刻)1.出席議員(26名)     議席番号   氏名    議席番号   氏名       1   上地安之     2   伊佐文貴       3   平安座武志    4   又吉 亮       5   栄田直樹     6   上里広幸       7   宮城政司     8   宮城 力       9   濱元朝晴    10   宮城 司      11   石川 慶    12   宮城 克      13   山城康弘    14   真喜志晃一      15   知念秀明    16   玉城健一郎      17   伊佐哲雄    18   屋良千枝美      19   知名康司    20   呉屋 等      21   平良眞一    22   桃原 朗      23   伊波一男    24   岸本一徳      25   桃原 功    26   米須清正2.欠席議員(なし)3.説明のために出席した者      職名       氏名     職名       氏名     市長       松川正則   副市長      和田敬悟     教育長      知念春美   上下水道局長   島袋清松     総務部長     伊波保勝   企画部長     米須良清     基地政策部長   鈴木宏治   福祉推進部長   岡田洋代     健康推進部次長  崎間 賢   市民経済部長   国吉孝博     建設部長     古波蔵 晃  教育部長     比嘉 透     指導部長     甲斐達二   消防長      浜川秀雄4.議会事務局出席者      職名       氏名     職名       氏名     事務局長     東川上芳光  課長       多和田眞満     議事係長     平田駒子   議事担当主査   大城拓也     主任主事     渡嘉敷 真  主任主事     棚原裕貴5.会議に付した事件は議事日程第6号のとおりである。              議事日程第6号         令和元年12月18日(水)午前10時00分開議 日程第1 一般質問   (1)真喜志晃一     (2)山城康弘   (3)知念秀明      (4)宮城 克 ○上地安之議長 おはようございます。ただいまから第424回宜野湾市議会定例会第6日目の会議を開きます。(開議時刻 午前10時00分) 本日の日程は、お手元に配付してあります議事日程表第6号のとおり進めてまいります。 日程第1.一般質問を行います。14番 真喜志晃一議員の質問を許します。真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) 皆さん、おはようございます。本日、午前8時35分ごろ発生した地震におきまして、宜野湾市民に被害が及んでいないことを切に願っております。また、宜野湾市は防災対策にも力を注がなくてはと考え、公明党会派3名で、来月、政務調査に行くことになっておりますので、しっかりと勉強し、この宜野湾市の防災対策に生かしてまいりたいと思います。また、より一層宜野湾市民のために議員活動にいそしんでまいります。 議長のお許しがありましたので、一般質問をさせていただきます。まず、小中学校への留守番電話の設置についてお伺いいたします。今現在、小中学校での残業時間の状況をお伺いします。残りは自席にて伺います。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 おはようございます。真喜志晃一議員の御質問にお答えいたします。本市県費負担教職員525名の時間外労働の状況について、本市が取り入れておりますICカード出退勤管理システムの集計に基づき報告いたします。 平成31年4月から令和元年10月までの間、時間外労働時間が月45時間以上80時間未満の教職員は月平均181名で、全体のおよそ34%でございます。月80時間以上の教職員につきましては16名で、全体のおよそ3%でございました。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。大体1日2~3時間程度が約3割ちょっといるということで、市内13校の小中学校には留守番電話が設置されていないと聞いています。夜の7時、8時まで残って仕事をしている先生方も、留守番電話のような自動応答がないと遅い時間で、いわゆる自分で仕事をしているときも、電話が鳴ったら仕事をとめて電話に出られると思います。今後、働き方改革の一環として小中学校へのいわゆる自動応答電話の設置を検討してはどうでしょうか、お伺いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。教育委員会では、教職員の長時間労働の改善、児童生徒と向き合うための時間の確保、質の高い教育を提供できる環境を整えることを目的に、学校における働き方改革を推進しているところでございます。留守番電話の設置につきましては、本市校務研究会からも設置要望が出されており、働き方改革の一環として勤務時間外における外線電話を自動音声アナウンスにて対応できるよう、自動音声対応電話機の導入を行うため、次年度の予算に計上しているところでございます。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。来年度の予算には計上しているということで、多少の予算はかかりますが、実際教育現場の負担が減り、未来を担う子供たちの教育環境がよくなるのであれば、前向きに進めるべきだと考えます。13校一遍に導入というところまでは言いませんので、いわゆる予算もかかることですから、できるところから段階的に令和2年度より順次設置をしていって、導入をしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。キャッシュレス推進の取り組みとしての市民課窓口等でのQRコード決済についてお伺いいたします。現在の市民課の窓口での料金の支払い方法をお伺いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 おはようございます。真喜志晃一議員の御質問にお答えいたします。市民課窓口における料金の支払い方法としましては、まず受付記載台において住民票や戸籍証明書印鑑証明書など必要な証明書の交付申請書、関係する届出書を記入していただき、受付カウンターに提出、番号札を受け取り、かかる費用を確認し、券売機にてチケットを購入、その後、チケットを窓口に提示し、受領印を押印し、証明書とチケットを受け取る流れとなってございます。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。券売機で現金で券を購入していただいて、それで支払うという形だと思うのですが、この券売機のいわゆる集計作業です。毎日、多分あけて現金を計算したりすると思うのですが、仕事が終わった後、現金残高などを確認する作業にかかる人数と時間をお伺いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。券売機の精算の人数と時間につきましては、市民課では窓口業務の一部を外部委託していることから、窓口を委託している事業者におきまして、業務終了後、2台ある券売機からレシート及び現金の回収を行ってございます。券売機からのレシート回収及び翌日の準備に2人、レシートでの住民票、戸籍、印鑑証明、その他証明関係などの種別ごとの件数の確認と現金の確認に2人で対応してございます。時間は券売機からの回収、翌日の準備及びレシートでの種別ごとの確認、現金の確認におおよそ40分程度を要してございます。回収した現金は、翌日、納付書を添えて、市役所内部にあります銀行に納めております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。毎日2人がかりで大体40分前後かかっているということで、現在、国としてもキャッシュレス推進のため、さまざまな取り組みを行っております。宜野湾市内の商店においても、多くの店舗でキャッシュレス化が進んでいます。これらの店舗は、キャッシュレス化によって市民の方々からの声なのですが、例えばわざわざATMにお金を出金しに行く手間が減り便利になった。また、今現在ですとキャッシュレス還元事業というのがございますので、5%のキャッシュバックがあるため、消費税増税前よりも結果的に安く購入ができるようになった。また、ふだんの買い物でポイントがたまるといったような利用者の声です。それと、あとは店舗側からは、1人当たりの客単価が上がった。持っている現金を見ないで、本当に買いたいもの、必要なものを買うということで客単価が上がった。あとは小銭を毎日準備する作業が減ったと。これはレジの翌日の作業になりますけれども、また閉店後、いわゆる今のような券売機の作業です。レジ締めの作業に、大体小売店ですとおおよそ1時間ちょっと、1人でやられているところがほとんどらしいので、1時間ほど要していたのが、いわゆるボタン1つで簡単に終わるようになり、締め作業にかかる人件費が大幅に削減できた等と、市民の方々の間ではキャッシュレスがどんどん浸透している現状を考えますと、市民の方が一番利用することが多い市民課窓口でも、現金だけではなく、キャッシュレスによる決済方法を導入するべきだと考えます。 しかし、市の財政状況から導入コストを考えると、前向きになれない現状も理解できますので、そこでほとんど費用がかからないQRコード決済の導入をまずは始めてみてはいかがでしょうか。このQRコード決済には、コンビニなどで使われている動的QRコード、いわゆるお店側が読み取るタイプのものです。あとは、わかりやすく言うと、ドラッグイレブンなどにあるような静的QRコード、いわゆるお店にあるQRコードをお客さんがカメラで読み込む、この2パターンがあります。今回提案したいのは、費用がほぼかからないドラッグイレブンなどにあるような静的QRコード決済の導入を検討してはいかがでしょうか、お伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。
    伊波保勝総務部長 おはようございます。真喜志晃一議員の御質問にお答えいたします。QRコード決済の導入についてでございますけれども、証明書交付手数料など支払い方法QRコード決済を含め、キャッシュレス化につきましては市民にとりましても、議員からもございましたように現金を持たずに役所での用事が済む、あるいはまた紙幣から硬貨への両替の必要がなくなる。また、職員にとっても現金管理のコスト削減による事務の効率化などさまざまなメリットが期待されているというふうに考えてございます。 一方で、社会全体における支払い方法も多様化しており、今後も多様な支払いサービスが登場することが予想されるため、公金収納の仕組みや方法について研究する必要があろうかと考えてございます。今後、市民サービス向上の観点や事務効率化の観点から、キャッシュレス化を検討する必要があるというふうには十分認識はしてございます。現時点では県内でQRコード決済を導入している市町村はございませんが、今後、先ほどありましたように市民課を含め関係部署と協議、連携をしながら、研究させていただきたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。今現在、県内にはQRコードですとかそういったところがないというところで、県外になりますと、私も視察に行ってきた九州のほうの福岡ですとかそういったところ、どんどん今取り入れていますので、ぜひ宜野湾市が沖縄県内でも先進地として視察に来てもらえるような、そういう取り組みをお願いできればと思います。また、今後、マイナンバーカードの普及などに伴って、このマイナポイントなどキャッシュレス化に附随されるような取り組みなどがどんどんふえてくると思いますので、ぜひ先進自治体になるように取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。商工会と連携したシルバーパスポート事業協力事業所の拡充についてお伺いいたします。まず、シルバーパスポート事業、この中のシルバーパスポートカード、こちらの概要をお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 おはようございます。真喜志晃一議員の御質問にお答えいたします。パスポートカードにつきましては、カードを提示することで市内公共施設等の利用料免除や民間の協力事業所での割引き等を実施いただくことで、外出の機会をふやし、前期高齢者のうちから健康づくりや体力づくりを支援するもので、満65歳以上の方が交付対象となってございます。平成30年度のカードの交付率は98.2%でございました。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) カードの普及率98.2%ということで、大勢の方に配られていると思いますが、このカードが使える協力事業者の店舗数をお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 御質問にお答えいたします。協力事業所数につきましては、平成29年度、平成30年度ともに11カ所でございました。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。11カ所ということで、非常に少ないと感じています。本年3月議会でも提案させていただき、4月には協力事業者向けチラシ、こちら作成していただきましてありがとうございます。ただ、まだまだ市内の商工業者の認知度が低く感じられます。そこで提案なのですけれども、今現在、商工会で2カ月に1回、会員向けに配布している「ブリッジ」という商工会の広報紙があります。ここには各商工会の会員さんのお店のチラシなども同封されていたりします。これに同じようにシルバーパスポート協力事業者募集のチラシ、こちらも一緒に同封させていただくお願いをしてみてはどうでしょうか。直接市内の店舗に届き、認知件数は一気に上がると考えますが、いかがでしょうか。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 御質問にお答えいたします。真喜志議員の平成30年度3月議会の御提案内容を踏まえ、平成31年4月にはシルバーパスポートクーポン券交付の時期に合わせ、窓口にて協力事業所募集のチラシを配布したところでございます。今回の御提案のように、直接事業所の皆様へ届く市報も有効な周知活動につながるものと考えられます。つきましては、商工会また関係部署と調整し、実施できるよう進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。実際、お店側もこの制度を知らなくて利用していないという方がほとんどですので、こちらお店のほうがいわゆる認知すれば、シルバーパスポートカード、65歳以上の方は持っていれば5%や何%引きですとか、そういったサービスが受けられるということで、この事業の概要にもあります元気高齢者の外に出ていけるようなまちづくりというのも期待できますし、またさらにお店側からは集客が見込めるというふうな形で、双方お互いにとっていいと思いますので、ぜひこちら一緒に取り組んで、入れてもらえるようにお願いしていただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。産業支援センターの建設についてお伺いいたします。市長の公約にもありました産業支援センターの整備計画、予定はあるのか、また方向性などをお伺いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。産業支援センターにつきましては、本市の産業振興を推進するさまざまな機能を集積し、商工業支援、特産品開発や観光資源の創出、情報通信、人材育成及び異種業種等交流を一体的に取り組める中核的役割を果たす施設であると認識してございます。施設整備に関しましては、これまでも関係団体との意見交換を図ってまいりました。立地場所や公有地の確保、また整備に係る財政上の課題等もあることから、引き続き関係団体のヒアリングを行い、課題や条件、施設の規模や機能などを把握し、検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。実際、一番は場所の問題もあるかと思うのですけれども、産業支援センターの建設予定地として、例えば旧愛誠園跡地や今後の勤労青少年ホームの跡地の活用が望ましいと思うのですけれども、当該用地での可能性をお伺いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。旧愛誠園跡地が所在する本市の西海岸地域は、浦添北道路、臨港道路浦添線の開通により、国内外の観光客の増加、物流の利便性向上に伴い、今後、観光や産業の発展が期待される地域でございます。当該跡地は立地条件もよいため、企業誘致等を皮切りに産業発展が加速すると捉えており、多くの効果を生み出す事業の検討を行っているところでございます。また、勤労青少年ホームにつきましては、令和2年度末をもって事業を終了することが予定されておりますが、その後の跡地利用につきましては、これから全庁的に議論されるものでございます。いずれにしましても、両跡地の活用につきましては、さまざまな意見を伺いながら進める必要がございますので、関係部署と協議、連携し、可能性について調査研究してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。ぜひこういった商工会ですとか観光のほうですとか、そちらの現場の意見なども聞いていただいて取り組んでいただければと思います。 それでは、市長の公約でもあります産業支援センターの建設について、市長の御決意をお伺いいたします。 ○上地安之議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 おはようございます。真喜志晃一議員の御質問にお答えいたします。これは市長の公約ということでございますが、産業支援センターの建設に関しましては本当に重要な施設ということで位置づけております。また、インキュベート施設としても非常に有効な施設ではないかと、若手の起業家などを育成する施設にもなり得るということで、今、市民経済部長が答弁したように調査研究をしているところでございます。用地の確保とか建設に要する経費というのが、今非常に財政が厳しい中で検討の一つの阻害要因にもなっているところでございまして、そこを何とか乗り越えて、市長の公約でもございますので、実現をさせていきたいというふうに思っております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。ぜひ早い段階で建設できるように、取り組みのほうをよろしくお願いいたします。 現在、宜野湾市の商工会館、こちら老朽化が著しく、コンクリートの剥離などが見られ、運営にも支障を来しています。普天間飛行場周辺まちづくり事業として、真栄原や普天間に交流拠点施設もつくられます。商工業者や観光団体、市内の産業振興関係団体を集積する産業支援センターが整備されるまでの間、臨時的にでも例えば商工会の事務局をそちらに設置していただいて、市内産業育成の後押しを行政としても行っていただきたいと思いますので、どうぞ御検討のほうもよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。高齢者のフレイル対策についてお伺いいたします。まず、フレイルとは何かお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 御質問にお答えいたします。フレイルにつきましては、要介護状態に至る前段階として位置づけられ、身体的問題のみならず、認知機能障害や鬱などの精神、心理的問題、独居や経済的困窮など社会的問題も含む多面的な概念となってございます。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。簡単に言うと、いわゆる重病状態になる手前という感覚です。このフレイル状態、いわゆる介護になる一歩手前ですとか病気になる一歩手前、また認知症になる一歩手前、このときに何か対策をすれば、病院にかかる前に手を打てると。そのため医療費などの抑制にもつながると考えますが、現在、宜野湾市としてはフレイル対策、どのようなフレイル対策をしているのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 御質問にお答えいたします。現在、明確にフレイル対策として実施している事業はございませんが、フレイル状態の予防につながる事業としまして各種介護予防事業の実施や通いの場づくり、認知症施策等が該当するものと考えられます。加えまして、独居高齢者高齢夫婦世帯に関しまして、地域包括支援センターによる訪問も実施し、必要な生活支援や介護サービス、適切な医療機関への受診等へつなげております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。今現在としては、このフレイル対策という形ではやられていないですが、それに伴うようなことはされているということで、実際、来年4月から法改正に伴い、国もフレイル対策に力を入れて取り組んでいくと思われます。今後、来年度4月以降になりますが、宜野湾市としてはどのように取り組んでいこうと考えているのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 御質問にお答えいたします。令和2年度4月からの法改正に伴い、健康推進部では高齢者の保健事業と介護予防事業の一体的実施に向け、部内の3課において共通認識を図ったところでございます。今後どのように連携し、どのような施策が効果的であるのか、人員体制等も含め調査研究してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。実際、健康推進部の中の3つの課にそれぞれ話し合いを持たれているということで、フレイル対策、来年度からは本格的になってくると思いますので、実際高齢者の医療費とかの抑制にもつながることになるかと思いますので、しつかりと会議などをしていただいて、この対策にも力を入れて取り組んでいただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。高齢者への特殊詐欺対策についてお伺いいたします。宜野湾市において特殊詐欺、いわゆる振り込め詐欺ですとか、オレオレ詐欺とか、そういったふうにテレビとかで言われていますけれども、宜野湾市においての高齢者の被害件数と被害額をお伺いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。宜野湾警察署によりますと、管内で発生した高齢者を対象とした特殊詐欺事件は、平成29年が2件で、被害額は総額550万円、平成30年が3件で、被害額808万8,000円、ことしは11月末現在で2件で10万7,000円とのことでございます。なお、事件は全て宜野湾市とのことでした。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) この被害に遭われた方、毎年2名、3名の方ですけれども、金額が550万円ですとか808万円という、こちらすごい大金です。中には、もらっている年金を毎年少しずつ、例えばお孫さんのためですとか何かのためにためられていた方もいるかもしれません。それが被害に遭うということは、金銭的にもそうですけれども、心理的にも負担が大きいと思います。 高齢者が特殊詐欺の被害に遭わないための対策として、固定電話との間に設置する防犯用電話自動応答録音アダプター、こちら大体5,000円前後からあるのですけれども、いわゆる今ある固定電話の間に1つちょっと録音するものをかませる。実際私もたまたま1回だけ電話をかけたときに当たったというか、電話をかけた瞬間にコールされるのですけれども、その後、電話ガチャッと出られて自動応答で、こちらはオレオレ詐欺対策のために通話は全て録音させていただいておりますというメッセージが流れて、また鳴るという、その後、おうちの方がとられたりするのです。いわゆるこの一言だけでもかなりの抑止力になるというふうに聞いています。なので、こういったものを宜野湾市として、いわゆる高齢者の方々に無償の貸与を検討してはどうかと思いますが、御見解を伺います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。高齢者だけでなく、若者も狙った特殊詐欺や悪質商法が全国的にも増加しておりますことから、本市としましてもポスターの掲示やチラシ、パンフレットなどを配布し、被害に遭わないよう市民の皆様へ注意喚起の周知を図るとともに、市民相談においてアドバイス等を行い、被害を防ぐよう努めております。また、議員御提言の留守番電話の設定や通話の自動録音装置の活用も呼びかけてはおりますが、機器の無償貸与につきましては、今後、調査研究してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。多分無償で貸し出しをするというところが、いわゆる一番財政的なところでだと思うのですけれども、段階的にというか、例えばひとり暮らしの高齢者の方ですとか、そういったところで少しずつやれないかなと考えています。実際この装置、例えば高齢者向けの何か物品販売ですとか営業とかをされているような企業などもあるかと思いますので、こういった企業と協力して、装置のところに企業の宣伝のステッカーというのですか、そういうのも張るようにして、その企業からもお金を出していただいてというような形で、宜野湾市の財政負担がないような形で、企業からしたら宣伝にはなる。宜野湾市はさほど財源がかからず、さらに高齢者の方からしたら実際そういった装置が無償で借りられるといったような取り組みというか、そういったことも考えればできてくると思いますので、こういったウイン・ウインの関係で防犯対策もできると思いますので、ぜひ今後、前向きに取り組みを検討していただければと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。使用済み紙おむつのリサイクルについてお伺いいたします。この使用済み紙おむつ、大人も子供も含みますけれども、年々廃棄量がふえていると聞いています。現在、宜野湾市では可燃ごみとして回収していますが、焼却する際、この紙おむつ、大量の水分を含み、最初は燃えにくく、燃焼させるためには助燃剤、いわゆる燃料を投入、さらに追加して投入するのが必要不可欠となってくることから、燃焼コストの増加がまず懸念されます。また、こちら、この紙おむつ、石油化学物質を含んでいるので、水分がなくなって一旦燃え出すと高温になり、焼却炉を傷め、寿命も短くしてしまうといった問題もあります。 こうした中、環境省は自治体に対し、使用済み紙おむつのリサイクルを促すガイドラインを策定する方針を固めたりですとか、あとはガイドラインでは先進的な取り組みを参考にリサイクル技術や分別回収の方法などを示すことにしていると聞いています。さらに、福岡県になりますけれども、こちら福岡県では世界で初となる紙おむつのマテリアルリサイクル事業、いわゆる紙おむつをそのまま水とか薬が入ったところに入れたら、そのまま中で分解されて、使用済み紙おむつから新たに新しいきれいな紙おむつをつくるシステム、こちらが世界初ででき上がりました。 また、使用済み紙おむつなのですけれども、ペレット燃料、小さい燃料、こういった燃料に再生利用するリサイクル工場も国内に数カ所あり、沖縄県内にも検討されていると聞いています。今後、県内にこういった施設ができてくると思いますが、宜野湾市としては今現在、紙おむつのリサイクルなどに関してどのような方向性で考えているのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。紙おむつは大人から子供まで使用されており、使用後の紙おむつは一般廃棄物の可燃ごみとして処理を行っております。紙おむつは家庭系及び事業系の双方のごみに含まれております。議員おっしゃるように水分を含んでいると焼却に負荷がかかり、さらには燃焼を向上させるために燃料を投入しますと焼却炉を傷め、寿命を縮めることが予想されるので、資源化することは望ましいと考えております。 しかし、家庭系、事業系、いずれの場合でも、排出する際に可燃ごみと紙おむつを分別する必要があること、回収事業者も分別して回収する必要があること、また回収後、資源化するためにどう処理するのか、その設備投資を誰が行うのか、市民や事業者の理解が得られるのかなど整理すべき課題が多いと考えます。当面は先行事例を情報収集してまいりたいと考えます。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。宜野湾市でそういった工場をつくってくださいということではないので、今後、そういったものが、いわゆる県内にもつくられる可能性も出てきますので、そういったときに、例えば提携ですとかそういった方向で要は前向きに、今のうちから検討していただければと思います。 このごみの分別のほうなのですけれども、私も2人娘いますけれども、小さいころ、やっぱり紙おむつというのですか、子供のおむつ、少し普通のごみ箱に捨てるとにおうのです。なので、ほとんどの家庭がそうだと思うのですけれども、おむつはおむつでふたつきのきゅっと閉められるような、そういったところにもともと別で捨てています。ごみは、ごみで捨てています。ただ、宜野湾市としては、出すのが1つの可燃として一緒なので、ごみの日にそれをまとめて出していると。なので、家庭ではほとんどの方が、そもそも家の中では分別されているはずなので、この分別のところに関しては、家庭的な負担というのはほとんどないと考えます。 あと、焼却処理時に排出される二酸化炭素が近年、問題となっています。こちらもSDGsの13番の気候変動に具体的な対策をの観点からも、今後、県内にこのような施設でき始めてくる際には、ぜひ宜野湾市としても前向きな取り組みを検討していただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 次の質問に移らせていただきます。こうのとり倶楽部、両親学級ですけれども、こちらへ参加されていない対象者への対応についてお伺いします。まず、こうのとり倶楽部、こちらの内容とスケジュールをお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 御質問にお答えいたします。保健相談センターで実施しております両親学級こうのとり倶楽部は、3回を1クールとし、年3クール実施しております。内容につきましては、1回目が母乳育児の推進について、母乳育児のよい点や妊娠中からの手入れ方法、妊娠中における注意点等となっております。2回目は分娩の経過、3回目は産後の過ごし方、マタニティーブルーなどの講話を行い、毎回、実技としまして妊婦産後体操を実施しています。参加者は初妊婦さんが多いこともあり、講話中は新生児大のベビー人形を抱っこしていただき、赤ちゃんのいる生活を擬似体験してもらっております。父親の参加があれば、父親としてサポートできるポイントについて触れていき、希望者には妊娠シミュレーターを装着していただき、妊娠擬似体験を行っております。医療機関で行う母親学級などと違い、保健相談センターで実施する利点として、住んでいる地域ごと、病院ごと、妊娠週数ごとにグループ分けをし、交流を深めてもらうことで、その後の出産、子育ての仲間づくりにつなげていくことを目的としております。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。実際、私も男性の妊婦体験とかもしたことがあるのですけれども、やっぱりめったにない経験ですので、本当にその大変さがわかるなと。あとは、こういった相談、事前に例えば妊婦さん、初めての方が受けていると、実際右手だけでは御飯食べられないよとか、なので今のうちから左手で食べる練習をしておいたほうがいいよというアドバイスだったりとか、いきなりその場に直面する。前から練習ができたりと、こういったこうのとり倶楽部、初産の妊婦さんには必要な講座だと考えています。 昨年の参加率なのですけれども、宜野湾市において約15%で、初産の方400名ぐらいが不参加の状況です。約85%の400名が不参加と聞いています。この不参加の方々への対応はどのように行っているのか、また不参加の妊婦さんの中には、支援を必要とする妊婦さんがいる可能性もあると考えますが、こういった支援を必要とする妊婦さんへの対応は、宜野湾市としてどのように行っているのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 健康推進部次長。 ◎崎間賢健康推進部次長 御質問にお答えいたします。保健相談センターで親子健康手帳交付時に、こうのとり倶楽部の案内、その後、はがきによる通知を実施しておりますが、仕事や日程が合わないなどの理由により参加されない方は多数おられます。そのため、窓口での親子健康手帳交付時に講座で行う内容のポイントや必要な手続、妊婦、新生児訪問などのサービスや担当保健師、助産師、母子保健推進員の紹介などの情報提供及び相談を保健師や看護師の専門職が面接にて実施しております。その際、支援が必要な方がいらっしゃれば、地区を担当している保健師へつなげ、継続的に支援していきます。また、妊娠経過中や産後に支援が必要な方がいる場合は、医療機関などの関係機関から情報提供の連絡がございます。その場合も担当の保健師が支援を行っていきます。委託しております助産師の新生児訪問から継続支援として、保健師が引き続き支援を行うこともございます。さまざまな場面で支援を必要としている方を把握し、関係機関と連携しながら、保健師による継続支援を行っているところでございます。 ○上地安之議長 真喜志晃一議員。 ◆14番(真喜志晃一議員) ありがとうございます。支援が必要な方がいらっしゃった場合は、医療機関と連携をしながら、看護師や保健師、助産師、また母子保健推進員の方々で、しっかりと支援できる体制になっているということで、ありがとうございます。仕事とかで来られない方とかもいらっしゃると思うのですが、実際、この回数、できればふやしてほしいなという希望はあるのですけれども、こういった仕事とか、またはちょっと知らなくて来られないという方のためにも、周知、広報に今後も努めていただければと思いますので、よろしくお願いします。 ちょっと変わるのですけれども、私も特定健診なのですが、嘉数小学校で受けようと思っていたのですけれども、日ごろの多忙さでつい予約を忘れてしまいそうになっていたのですが、市役所の階段に特定健診と1月11日土曜日で電話番号というふうに書かれていたのを見て思い出して、無事に予約ができました。非常にこういったものはすばらしい取り組みだと思います。特にお金もそんなにかかるわけでもないですし、あいているスペースに、こういったようにみんなが通る、要は目に入ると言ったらいいですか、ところにしっかりとやられて、ことしからやられているのですよね。こういった周知、広報、ちょっとしたアイデアかもしれませんが、本当にとてもすばらしいと思いますので、特定健診もそうですけれども、こういったこうのとり倶楽部ですとか両親学級、こういったところも今後多くの市民の皆さんに周知、広報ができるようにいろいろと取り組んでいただければと思いますので、よろしくお願いいたします。 以上で私の一般質問を終了させていただきます。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で14番 真喜志晃一議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午前10時52分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午前11時00分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。13番 山城康弘議員の質問を許します。山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 皆さん、こんにちは。議席番号13番、絆クラブ、山城康弘でございます。一般質問の前に少し所見を述べさせていただきます。去る15日の日曜日に、上大謝名区におきまして地域活性化、あるいは健康づくりの一環といたしまして上大謝名紅白歌合戦を開催いたしました。これは去年から開始しておりまして、老人会、そして婦人会が中心となって、男女10名ずつに分かれての歌合戦であります。大城自治会長を初め6名の審査員がおりまして、5組が終了した時点で中間報告を交えながら、和気あいあいと歌合戦が開催されました。私も微力ながら白組のトリとして歌を歌わせていただきまして、去年は紅組が勝利しましたけれども、見事白組がことし勝利いたしました。こういった活動が地域の活性化につながり、また皆さんの健康づくりにつながり、そういった催し物をしていることを皆様に報告いたしまして、どうか皆様の地域あるいは自治会において、こういった活動がされてはいかがでしょうかというふうな思いで、今お話をさせていただいております。よろしくお願いいたします。 それでは、議長のお許しが出ましたので、通告してありました一般質問を進めてまいります。まず初めに、普天間飛行場の返還及び危険性の除去についてお伺いをいたします。返還合意から23年が経過しております。私たち市議会におきましても、15名の市議団、9月に普天間飛行場の移設先である辺野古崎移設の促進を決議いたしまして、国に11月6日に要請活動をしてまいりました。なかなか進まない状況の中で、宜野湾市の市民の生命、財産、安心・安全な環境をつくるために、これからも頑張ってまいりたいと思います。 それで、23年間、この返還合意から進めてきているのですけれども、皆さんの御記憶の中に仲井眞県政の後半の普天間飛行場の5年以内の運用停止、それ以降の記憶は皆さん結構鮮明だと思います。私は、今回、返還合意から2009年あたりまでの経緯をまず先に確認しながら議論していきたいと思いますので、よろしくお願いします。23年前からの現在までの経緯を時系列で御説明ください。あとは自席にて質問を続けてまいります。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 こんにちは。山城康弘議員の御質問にお答えします。普天間飛行場の返還に関するこれまでの経緯としましては、平成8年のSACO合意におきまして5年ないし7年以内に全面返還することが日米で合意されておりましたが、実現しておらず、その後、平成18年の在沖米軍再編協議最終報告、日米ロードマップにおきまして代替施設の建設は2014年までの完成を目標とすることが合意されておりましたが、移設は実現しておりません。現在は平成25年に発表されました日米両政府による統合計画におきまして、返還時期が2022年度、またはその後と公表されているものの、明確な返還期日については示されておらず、普天間飛行場返還問題の解決に向けた道筋は依然として不透明な状況が続いているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) この普天間基地の返還問題は、私は辺野古移設と切り離して議論すべきではないというふうに思っております。ですから、今少し経緯を補足しながら、23年前に戻っていただいて経緯を確認させていただきます。 1996年、先ほどありましたように日米がこの返還に同意をいたしております。その翌年に、名護市におきまして12月21日、当時の比嘉鉄也市長が市民投票を行っております。この市民投票に関しましては、辺野古移設の反対の票が多くあり、これは反対で市民投票は終わっております。その市民投票の結果を受けまして比嘉鉄也市長は、こういうふうな皆さんに対してのメッセージをやりながら辞意表明しております。北部には振興策が必要である。そして、沖縄県には基地の整理、縮小が必要である。国益は県益につながり、県益は地域の益につながる。振興策を引きかえに受け入れを表明するというふうな苦渋の決断をして、名護市のために私は比嘉鉄也市長は決断をいたしまして、責任をとって辞意を表明してやったという経緯があります。私は政治家として非常に尊敬しております。この自分の生まれ育った名護市のために、自分は身をもって名護市のために苦渋の決断をした、そういった政治家が比嘉鉄也市長だったと思います。 そして、その翌年の2月、後継候補を受けまして岸本建男市長が誕生しております。もろもろ経過するのですけれども、私が今回、一番強く皆さんに説明したいのが、今現在、設計でやられているV字型滑走路、この経緯を少し説明させていただきます。 一番最初の計画では、名護市のキャンプ・シュワブ陸上部のヘリポート案でありました。これは陸上のほうに基地をつくって運営していくと。そういった中で県民の反対、あるいはその当時の県知事の意向もあり、これは断念せざるを得ない。そして、次に上がったのが海上ヘリ基地案。そして、稲嶺県政が誕生いたしまして軍民共用、15年使用期限つきの辺野古沖案が3つ目の提案でありました。それも2005年に、またこの辺野古沖案もできなくなり、2005年10月には在日米軍の再編計画の中で、シュワブ沿岸部をL字型に埋めて、滑走路を一本化する案でまたまとまっております。 そして、この案が、2006年3月には、このL字案はどうしても住宅地を飛行するというふうな懸念があると。名護市の市民の安全が脅かされるということで、最終的には2006年4月、滑走路を2本建設するV字型滑走路案になったという経緯があるのです。そのときの国の見解が、離陸と着陸のときにも住宅地を飛ばない設計ということで、このV字滑走路案ができたということを皆様、これ御理解ください。御理解ではなくて、認識してください。もうこういったことが、今風化されているのです。ですから、私は名護市に移設をしたら危険が伴うのはもちろんあります。ただ、私たちが抱えている世界一危険な普天間飛行場、この危険性に比べると少しばかりは緩和されているのです。国もしっかりとこれを配慮しながら、V字型滑走路案をつくったということを御理解いただきたいと思います。 経緯をずっとしゃべっていれば時間がなくなりますので、本題のほうに入っていきたいと思います。2番目の質問です。平成26年10月から負担軽減推進会議、1年9カ月間中断しておりました。そこで平成28年度からの再開後の負担軽減推進会議の開催状況と協議内容についてお伺いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。平成28年からの普天間飛行場負担軽減推進会議の開催状況につきましては、これまでに2回開催されており、沖縄県及び宜野湾市からの要望に対しての関係府省の取り組み状況等を議題としております。本市からは航空機事故の危険性、航空機からの騒音被害等の基地から派生するさまざまな諸問題の解決を求めるとともに、全面返還合意の原点は危険性の除去及び基地負担軽減であり、普天間飛行場の固定化は絶対にあってはならず、基地跡地利用の推進という観点からも、一日も早い閉鎖、返還の実現、並びに返還までの間の危険性の除去及び基地負担軽減を最重要課題として取り組んでいただくよう求めているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 資料を拝見させていただきました。1年9カ月後の再開以来、平成28年度2回開催して、また中断が9カ月、そして平成29年度2回開催して、中断が10カ月、そして平成30年7月にまた1回開催して9カ月、なぜこのように開催時期が中断されるのか、私は理解に苦しみます。 協議内容も見てみますと、平成28年の2回の会議の中では、普天間の負担軽減あるいは危険性の除去に関しての議論はされていますけれども、それ以降の推進会議、主に西普天間住宅地区の話がされているのです。これ部長、なぜですか。宜野湾市にとって一番大事な負担軽減あるいは危険性除去の議論が、今後どうしていったらいいかという議論がなぜされていないのか、この原因は何ですか、答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。まず初めに、平成28年以降、議員のほうからも議論が、西普天間住宅地区の議題についても取り上げておりますが、決してそれだけを議題にしているわけではなく、ちょっと項目としてそういうものも入っておりましたので、そこが浮き上がった形で御印象を持たれたのかなと思いますが、先ほども申し上げましたような基地負担軽減策に関してもしっかりと議論はさせていただいております。 その中で、なかなか開催も含めて議論がされていないのではないかという原因につきましては、御承知のとおり普天間飛行場負担軽減推進会議の発足当初は協議を重ねる中で、平成26年8月にはKC-130空中給油機全15機の岩国基地への先行移駐が実現するなどの成果もございましたが、県政が変わって以降、国と県との間で移設をめぐる法廷闘争が繰り返されており、普天間飛行場の具体的な基地負担軽減についての継続的な会議の開催がされにくい状況になっているのではないかと思料しているところであります。 しかしながら、普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還と、速やかな運用停止を初めとする返還までの間の危険性除去及び基地負担軽減は最重要課題であるという認識のもと、本市といたしましては引き続き政府及び沖縄県に対し、普天間飛行場負担軽減推進会議、同作業部会における議論を通じ、市民が実感できるような基地負担軽減の実現に向け協力して取り組みを強く求めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、御説明があったのですけれども、私が言いたいのは、話が前に進んでいないということを強調したいのです。県政がかわって、仲井眞県政から翁長県政にかわったときに、これは県民の意思ですから尊重しますけれども、そういった中身がなかなか進まない状況が続いている、これが問題なのです。そこで、皆さんは、この状況を踏まえて、今後、この状況に対して重要課題、どのように考えていらっしゃるのか、当局の見解をお願いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。普天間飛行場は戦後70年以上もの間、航空機事故の危険性や騒音被害等、市民の生活環境に大きな負担を強いていることに加え、効率的なまちづくりを進める上での阻害要因となっておりますが、全面返還合意から23年を経過した今なお返還は実現せず、市民は過重な負担を抱えております。本市といたしましては、普天間飛行場の返還の実現を最優先に取り組み、あらゆる方策を講じ、普天間飛行場の一日も早い閉鎖、返還と速やかな運用停止を初めとする返還までの間の危険性の除去及び基地負担の軽減の確実な実現を求めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、部長から答弁があったとおり、まさにそのとおりでございます。私は移設をする間、この期間をどのように考えていくか、今後の重要課題だと思っております。例えば、今、政府からのしっかりとした提示年数がない状況であります。先日も防衛省に行ったときには、私たち市議団でしっかりとした年数を提示してくださいと要望もしてまいりました。年数が提示されれば、宜野湾市民もある程度の年には、この年にはもう大丈夫なのだなというふうな認識ができるから、そうしてくださいと我々もお願いしてまいりました。そこで部長、この年数の間、飛行機は飛んでいるのです。移す前に飛んでいるのです。これをしっかり対処していかないといけない。これが課題です。 ですから、新たなる運用停止も含めて、それから訓練移転、要するに今、常駐機が58機ありますけれども、この58機をここに住所があっても、普天間飛行場にいない状態をつくる、こういったことも考えたほうがいいと思うのですけれども、見解をお願いします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。新たな運用停止時期の提示及び訓練移転の促進につきましては、普天間飛行場の危険性の除去及び基地負担軽減の実現のため、重要な取り組みであると考えております。本市といたしましては、普天間飛行場負担軽減推進会議及び同作業部会において、返還期日の確定を明示するよう求めるとともに、沖縄におけるオスプレイの駐留及び訓練の時間を削減するために、引き続き県外での訓練移転も含めた目に見える形での基地負担軽減を推進するよう求めてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 訓練移転は大いにやったほうがいいと思います、促進をして。ただ、訓練移転に関しては、受け入れ先をしっかり探さないといけない、大きな課題があると思います。現在、私たちの上地議長を筆頭に、上地議長は全国市議会議長会の基地協議会の中でも全国の議長さんたちに相当訴えているのです。過去にも私たち議場の場で、例えば沖縄の基地負担軽減を考える議員有志の会の結束式も那覇市でやりました。この決議文も沖縄の負担軽減をしていく、あるいは昨今におきましては、これ新しい資料ですけれども、12月9日に山口県の市議会が負担軽減の決議をしております。そして、中国市議会議長会でもやっております。こういった流れで、全国で少しずつこの流れができてきているのです。オール沖縄ではないです。オールジャパンでやっていこうというふうな流れができているのです。ですから、私が市長を初め皆様にお願いしたいのは、この流れをしっかりと乗せていくためにも、こういった自治体あるいは基地協議会の議長会とも連携しながら、皆様、その基地問題に対応していってほしいと思いますけれども、見解をお伺いいたします。 ○上地安之議長 基地政策部長。 ◎鈴木宏治基地政策部長 御質問にお答えいたします。普天間飛行場の負担軽減の取り組みといたしまして、KC-130空中給油機全15機の岩国飛行場への移駐、オスプレイの県外への訓練移転など全国で基地負担を分かち合う取り組みも出てきており、今後も負担軽減を推進していくためには、全国的な受け入れ先との連携は必要であると考えております。本年7月には市長と岩国市長とで意見交換を行っており、岩国市長からは今後しっかり分散訓練を行っていきながら、やはり自分たちのこととして沖縄の負担軽減について自治体として発信していきながら、最終的には普天間基地の全面返還実現を応援していきたいとの御発言もいただいており、引き続き基地が所在する自治体との意見交換の場において、本市の現状をお伝えすることは重要であると考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) ぜひよろしくお願いします。この基地問題、私たちは議会で15名の議員団で意思を表示しました。これは無責任にやっている行動ではありません。本当に宜野湾市の危険性除去、市民の生命、財産を守るために苦渋の選択をしたということを皆さん、御理解いただきたいと思います。幸いにして受け入れ先の辺野古の区民の皆様は、普天間飛行場の状態、あるいは宜野湾市民の危険性除去のために全面的に万歳ではないですけれども、条件つきで受け入れをしてくれています。そのことにも非常に感謝したいと思います。 一方で、この辺野古基地建設に関しましては、多くの県民あるいは市民の反対があるのも、これは事実であります。私どもは、この反対の県民、市民から宜野湾市がよくなればいいのかというふうな御指摘も受けると思います。ですけれども、私どもは甘んじてこの指摘を受けたいと思います。心に、肝に銘じて、宜野湾市のために頑張っていく覚悟でやっていきますので、どうか皆さん、この基地問題に関しましては、私どももしっかりと今後も頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願い申し上げまして、この質問を終わりたいと思います。 次に行きます。普通財産の処分についてお伺いいたします。本市の普通財産の状況についてお伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 山城議員の御質問にお答えいたします。本市の普通財産についてでございますけれども、12月1日現在で軍用地を除きますけれども、51カ所、約4万6,900平米となっております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) それでは、部長、有償貸し付けと無償貸し付けの内訳件数、そして無償貸し付けについての理由をお願いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えします。有償貸し付けについては30カ所、無償貸し付けは17カ所でございます。無償貸し付けについては、社会福祉協議会の敷地あるいは駐車場、株式会社ティ・エム・オ普天間敷地内の歩行者専用道路部分、伊佐自治会が活用しております駐車場というふうになってございます。そのほか貸し付けには向かない普通財産としましては、護岸、道路残地、以前に大山自治会より寄附をいただいた無縁墓の計4カ所となってございます。この無償の基準については、宜野湾市財産の交換、譲与、無償貸付等に関する条例第4条に基づきまして、公共団体あるいは公用もしくは公共用または公益事業の用に供するときには、無償または時価よりも低い価格で貸し付けをすることができるというところを根拠に対応してございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) よく理解いたしました。 それでは、この有償貸し付けの土地に関して、この土地に上物がある土地の件数と、上物の所有者についての説明をお願いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。有償貸し付けで上物、建物がありますのは、30カ所のうち16カ所となってございます。所有者につきましては、株式会社ティ・エム・オ普天間、倉浜衛生施設組合、真栄原郵便局、蒼生学園、GTI株式会社、はごろも福祉会等がございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 部長、この有償貸し付けの上物がある物件に対して、今後、これいろいろ処理検討しないといけないのではないですか。そこで、この処分に関しての検討をする公有財産有効活用検討委員会の設置目的と、委員会開催及び協議内容についてをお伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。
    伊波保勝総務部長 御質問にお答えします。本市の公有財産有効活用検討委員会につきましては、市の附属機関設置条例第2条に基づき設置をされ、委員会は市長の諮問に応じ、市有財産の取得、管理、活用及び処分に関する重要事項について調査し、及び審議をすることとされております。 委員会は、平成17年1月に設置され、これまで平成20年まで計6回開催をされてございます。開催の中では、調査、審議内容として旧消防跡地及び旧護岸の有効活用や普通財産貸付料金の基準等について審議をいただいた状況となっております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 私、その資料いただきました。第6回目の平成20年の検討委員会におきましては、今おっしゃった普通財産の貸付基準、あるいは長期貸し付けの土地譲渡、あるいは売却も含めて多分その答申があったと思うのですけれども、各個別では検討委員会で審議されていると。そこで、平成29年6月議会におきまして、当時の上地議員から、皆さんの普通財産の処理に関して貸付基準も含めて何に基づいてこれを皆さんが行為をされているのか、方針、指針あるいは基準を定めないうちに個別で進められている状況が、これが行政行為として適切であるのかという御指摘を受けたと思います。平成20年からのその間、これ2年前です。2年前、この御指摘を議会の場で受けたと思います。その後、この普通財産の活用方針、あるいは具体的基準、そういったものはどう処理されたのか。そして、皆さん、財産処分に関してはどのような見解をお持ちなのか、この2点答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。山城議員御指摘のように、過去の議会におきまして普通財産活用方針の制定並びに具体的な貸付基準の制定の御指摘を受けているところでございます。その後、市としましては、他市の普通財産活用の状況や方針内容、貸付料金の設定等の調査研究も行ってまいりました。具体的には浦添市を直接訪問し、意見交換を行ったほか、都市管財協議会のほうでも議題に上げていただいて、各市の状況等も調査研究もしてまいってございます。今後につきましては、宜野湾市行財政改革・集中改革方針2019におきましても、推進項目として普通財産の有効活用が取り上げられておりますので、早期に同委員会を開催し、普通財産活用の方針制定や貸付基準についても委員会の御議論をいただいてまいりたいというふうに考えてございます。 あとは、普通財産処分に関しての市の見解ということでございますけれども、普通財産は言いかえれば市民の財産であるというふうにも考えてございます。行政としましても最適に運用を図っていくであろうというふうにも考えてございますので、先ほど申し上げました公有財産有効活用検討委員会を早目に立ち上げて、意見を伺ってまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、いい答弁をいただきました。もうすぐにでもこの基準制定、あるいは方針をしっかりつくって、その処分あるいは貸付基準も含めてやってほしいと思います。やはりそういったしっかりとした方針があれば、普通財産の経済的価値も上がってくると思います。どうかよろしくお願いします。 今回、12月定例会におきまして、一般会計で9条予算の1億の増額が皆さんからの予算書にありました。これ議場ではちょっと質疑がされていないので、私少しびっくりしているのですけれども、この年度途中で1億円の増額、これは市長、副市長、本当に努力されたのだなと。この厳しい財政収支見通しの中で、本年度で、年度途中で1億円増額というのは聞いたことないです。当初予算が3億1,400万円、1億円増額で4億1,400万円、そしてこの1億円増額の内訳がこども医療費の3,900万円余り、そして妊婦健康診査の3,700万円余り、合計で8,000万円ぐらいの単費の押し出しをしているのです。そして、残りの2,000万円は消防車両の購入費の積み立て、ここまで頑張っているではないですか。この方針もしっかりやってください。早急にやって、財産の有効活用をして、皆さんが掲げている集中改革2019も含めて、次年度からの財政収支の健全化も含めて頑張っていただきたいというふうに思います。それは答弁をいただきたいと思いますけれども、副市長、お願いします。 ○上地安之議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 山城議員の御質問にお答えいたします。まさに御指摘のとおりでございまして、非常に厳しい財政状況を見まして、新たな財源の確保にもつながるため、普通財産を有効に活用していくことは必須のことだと考えてございます。そのためにも今後、よりよい普通財産の活用ができるよう、普通財産活用方針並びに具体的な基準の制定に向けて、指示をして研究させていきたいと思います。御提言ありがとうございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) どうぞ方針も策定して進められてください。よろしくお願いいたします。 それでは、次に3番飛ばして、4番の子供の貧困対策の取り組みについてお伺いいたします。平成31年3月議会におきまして、私が皆様に提言いたしました全居場所による連絡会の設置についてお伺いいたします。この貧困問題は、平成28年から内閣府から年間10億円、11億円ずつと1億円ずつ増額で、今4年目に入っております。4年目からは既存事業に関しましては、補助率が10分の9、そして今回私が提言した全居場所による連絡会の設置のこの項目には、今年度から3年間は10割補助というふうな補助金がありますということで提言しましたけれども、その後どのように検討して皆さんはやっておられるのか、御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 おはようございます。御質問にお答えいたします。平成31年3月議会で議員より御提言いただきました全居場所による連絡会の設置でございますが、内閣府補助金を活用し、令和2年度より事業の委託も含め実施に向け取り組みを図っているところでございます。 事業の内容でございますが、居場所運営に係るノウハウや事例の共有、ネットワーク形成、寄附・寄贈の受け入れ、配分など地域における居場所の連携を図り、機能の強化や地域社会とのつながりを促進することを目的とした事業を検討しているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) この全居場所の連絡会に関しては、前もお話ししたと思いますけれども、今、宜野湾市におきまして非常に子供の居場所が充実している普天間中学校区、充実しているこの場所を自治会、あるいは学校現場とつなげていただきたいというふうなことを提言しましたので、今、前向きな答弁がありましたので、ぜひとも早急に立ち上げて、この情報交換もしながら進めていただきたいと思います。 2番目の質問に入ります。ことしの3月の皆様の政策事業総括の中に、予算の組み方がありましたよね。令和元年度3,300万円余り、そして令和2年度からは急激に5,600万円、3年度5,600万円というふうに上がっていると。それはなぜかというふうに私が問いかけたところ、部長の答弁で、拠点型子供の居場所設置を考えていると。これも先ほど言った10分の10の事業ですよね。そこで、この拠点型子供の居場所に関して、設置について今どのようになっているのか、進捗も含めて御答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。拠点型子供の居場所につきましては、先ほど答弁いたしました全居場所による連絡会と同様、内閣府の補助金を活用し、令和2年度より事業の委託も含め設置に向けて取り組みを図っているところでございます。事業内容といたしまして、生活保護、生活困窮世帯、就学援助該当世帯のおおむね18歳までの一般の居場所では対応が困難な不登校、非行、ひきこもりなど課題を抱える子供を対象とすることを想定しており、居場所において調理や掃除、家計管理等の基本的な生活指導、学習習慣の形成等を目的とした学習支援、専門家を配置してのキャリア形成支援、さらに保護者など世帯の課題を把握し、行政サービスや就労につなげるための支援など貧困の連鎖を断つための事業を検討しているところでございます。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 部長、この居場所は、ひきこもり、あるいは不登校にある子供たちや、その保護者、そしてそれを含めた世帯全体に対する困窮者対策としても非常に効果があると思います。ぜひとも進められてください。 そこで、今、普天間中学校区におきましては、この居場所づくりが充実しておりまして、いろんな事例が居場所にも入ってきていると思います。これ居場所で新たな課題が出てきているのか、もしありましたら御答弁をお願いできますか。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。新たな課題でございますが、現在実施している子供の居場所においては、対象年齢をおおむね18歳までと広く設定しておりますが、主として利用しているのが小学生世代となっており、中高生世代の利用がほぼないのが現状でございます。中高生と申しますと自我が確立してくる多感な時期であり、通常部活動や塾を利用していることが多いため、地域で実施する学童型の子供の居場所には足が向かないのではないかと思料するものの、中高生世代の困窮、不登校、非行、ひきこもりなど課題を抱える子供たちの受け皿としての居場所や支援の取り組みが課題であると考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、部長がいろいろ課題言っていますけれども、私のほうにもいろいろ上がってきております。これ新たな課題といいますと、子供の不登校、これ教育委員会も絡んでくると思うのですけれども、不登校の子供たちも絡んできているというふうな、この対処が非常に居場所の人たちでは限界があるのです。ですから、この新たな課題をもう少し抽出して、例えば不登校の問題でも貧困対策支援協議会でこれは協議するべきではないですか、答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。子どもの貧困対策支援協議会につきましては、全庁的、組織的、横断的な連携を図ったり、支援対策に関する協議や効果検証を行う目的で設置された会議でございます。個別のケースに対する支援につきましては、要保護児童対策地域協議会における個別支援会議や生活困窮者自立支援調整会議などに子ども支援員等が参加し、支援について検討を行っております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) そうですよね。この協議会では、設置要綱の中にも個別支援は全くありません。これは多分できないと思います。今、部長から説明があった要保護児童対策地域協議会、要対協、これの中でやられるべきだと思いますけれども、皆さん、こういった案件が出てきているということをやはり横でしっかり情報を共有してもらいたいと思います。ある意味要対協がやったりというわけではないですけれども、少し情報が漏れているなと、学校現場もです。青少年サポートセンター初め、その不登校に関してはいろいろSSWも含めてやっていると思うのですけれども、その辺が少し漏れていると。これある意味セーフティーネットなのですよ、皆さんが居場所をつくっているというのは。かかってきたのです。これいいことなのです、この問題が出ているということは。今まで見過ごしていたかもしれないですけれども、このセーフティーネットにかかってきている新たな課題は、大いにこれは皆さんが頑張った結果だと僕思います。 ですから、今後は、ちょっとこれ通告外ですから要対協の話はちょっとできませんけれども、しっかりとこの情報共有を同じ福祉推進部の管轄ですので、これできないことは部長ないですよね。答弁は要りません。これまた通告外と言われたらちょっと恥ずかしいですから、ですからこれは答弁要りませんけれども、しっかりこれ横の連携をつなげるようにお願いします。その答弁ぐらいはできるのではないですか。どうですか、お願いします。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。支援を必要とする子供たちにつきましては、さまざまな要因が複雑に絡んでいることが多く見受けられます。取りこぼしなく対象児童や世帯の支援を行うためにも、関連機関や関連部署でのさらなる連携が必要であり、また今後も横断的な取り組みを推進してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) よろしくお願いします。この対象者の不登校の子供たちも、非常に例えばこの家庭がひとり親家庭で、貧困であるとか、あるいはお子さんに障害があるとか、皆さんの部署もさまざまな部署にまたがっているのです。ですから、これはしっかりと、せっかく網にかかっていますから、網というのはおかしいです。セーフティーネットに皆さんがつかまえていますので、これをしっかり解決の方向に向かって、教育委員会とも連携をとりながらやっていってほしいと思います。以上で貧困の質問は終わりたいと思います。 次に、5番目の公金徴収の一元化について御質問させていただきます。私の平成30年6月定例会におきまして、この公金徴収の一元化に向けて検討はどうなっているかやってほしいというふうなお願いを提言させていただきました。これそのときには各部署で市税を含めて納税課あるいは国民健康保険課、介護保険料は介護長寿課、市営住宅使用料に関しては建築課とか建設部、いろいろなところでやっていると。催告書あるいは臨戸、そして電話等、これは市民感情も配慮したら、しっかりと一元化していってやっていくべきだというふうな提言を私しましたけれども、その後、この一元化に関しての皆さんの見解はどうなっていますか。これ2019の検討項目にも入っています。答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 山城議員の御質問にお答えいたします。過去、山城議員のほうからも先進地の資料もいただきながら、提言もいただいたところでございます。現状、公金徴収一元化につきましては、宜野湾市行財政改革・集中改革プラン2019におきまして検討項目の一つとなっております。その中で債権徴収一元化等に関する専門部会を設置、立ち上げまして、現在、調査研究を行っているところでございます。徴収一元化と申し上げてはございますけれども、1つの部署で庁内全ての債権を一元化して管理するということではなく、現状としましては1人の滞納者が複数の債権を滞納している場合や、回収困難な案件などを効率的に管理するための体制や手法をまずは検討し、将来的には条例制定も視野に組織体制の構築についても目指してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) もう時間がちょっとないので、省いていきながらまた質問させていただきます。部長、これ公金徴収、今一歩踏み出しました。踏み出すというふうなお話がありました。将来的にはしっかりと全体をまとめるような公金徴収です。専門部署も含めて検討していただきたいと思いますけれども、これは一つの部署でまとめるには、例えば職員の配置年数、これは法律とか専門的になってくるものですから、2~3年の人事異動では、これはもう絶対できなくなるのです。そういった配置年数、あるいは各項目の基準が曖昧なものですから、条例制定も基準をしっかりやっていかないといけない、条例制定も含めて考えないといけないと思いますけれども、これは将来に向けてそういったこともやっていかないと、高いハードルがありますけれども、皆さん見解をお伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 山城議員の御質問にお答えいたします。まず、債権を取り扱っている庁内各部署に調査も行い、徴収業務における問題点、課題について確認をしているというところをまず御理解いただければというふうに思います。多くの意見としましては、徴収分野における議員ございました専門的知識が必要なことから、専任職員の配置の希望や滞納者の情報の共有の必要性、債権放棄の規定による適正管理などが上げられてございます。将来的には、徴収一元化に対応する組織の検討も当然必要というふうに考えておりますが、まずは徴収に係る課題を整理、研究をし、効率的な徴収業務の体制手法を検討してまいりたいというふうに思ってございます。 あと、徴収職員の育成というところもございます。これについては市の人事異動の実施基準もございますけれども、今後はあらゆる部署で専門的な知識を持った職員というのは、どうしても市民サービス向上の観点からも求められてくるということも考えてございますので、そういった場合には職員の意向を確認しながら、専門的な知識を身につける5年、6年の在職というところも視野に検討もしてまいりたいというふうに考えてございます。 また、債権管理に関する条例の制定については、滞納者情報の一部利用が可能になることや、債権放棄の基準が明確になるということも踏まえ、債権管理手続の適正化が図られるよう、事例も含めて研究をしてまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 非常に前向きな答弁ありがとうございます。これは先ほど言った職員の配置年数も皆さんのほうから資料もいただいて、人事異動実施基準の中にも5年以上の職員に関しては、これはもう積極的に移動させるというふうな文言あるのですけれども、この後に括弧して、ただし相当高度の知識または経験を必要とする業務等については、この限りではないと。実施基準の中でも別に6年、7年やってはだめだよというふうな文言はないですので、これは実施基準の中でも職員の配置年数というのは多分可能だと思いますので、検討もお願いします。 先ほどから多くを言っておりますけれども、市民感情に配慮して催告書あるいは電話、臨戸等も市民のほうに対してのアプローチが本当に緩和されていく。3カ所電話するのと1回で済むのと全く違いますよね。そういった意味でも非常に必要です。そして、この市民感情に配慮した中で、皆さんの収入未済額あるいは不納欠損額、そして滞納繰越額の低減も図れるということですので、ぜひとも前向きに進めていただきたいと思います。 では、時間がないですので、次の質問に進みたいと思います。あと2個あるのですけれども、ちょっとはしょって、まずは会計年度任用職員制度の実施について質問します。これは1、2を飛ばして、3番です。この会計年度任用制度というのは、臨時職員あるいは嘱託職員が会計年度任用職員に今度移行すると。その中で、例えば期末手当が支給できるとか、いろいろ手当に関しても非常に充実しているのです。それで1つ質問です。その制度移行後に伴う人件費の影響額について答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 山城議員の御質問にお答えいたします。現在、物件費となっております臨時職員の賃金が、次年度以降は報酬で計上をされることから、物件費については減になりますけれども、その分人件費が増加をいたします。また、新たに期末手当が支給され、通勤手当においても正規職員と同等の支給となり、仮に現在、在籍をしております臨時嘱託職員がそのまま令和2年度も同じ人数で在籍するとした場合の財政的な影響については、今のところ2億円から3億円程度の支出が増加になるというふうに見込んでおります。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) すごく莫大な影響額が出ております。部長、これ単費で対応しかできないですよね。そこで、私が一番気になるのは、今回、非常に財政収支の見通しも厳しい中で、そういった上位法の改正で、地方公務員法あるいは地方自治法の一部改正でこういったことが起きていると。そういう状況の中で、国の財政措置はどうなっているのですか、国はどのような対応を今なさろうとしているのか、財政措置に関しての答弁をお願いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 山城議員の御質問にお答えいたします。財政措置におきましては、国のほうからは具体的な支援金額等は示されてございませんけれども、県の担当者を通じて総務省としても適切に地財計画に盛り込むこととしているとの連絡は受けているところでございます。また、財政確保に係る要請状況としまして、九州市長会におきまして会計年度任用職員制度への移行に伴い、地方交付税の拡充などの財政措置に係る要請を昨年実施しているところでございます。さらに、今年度も県市長会として、10月の九州市長会に制度移行に伴う財源を確実に確保することを議題として提出をしているところとなっております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、九州のほうで地方交付税の拡充も含めていろいろお願いしているという話もありましたけれども、これも私もまだ勉強不足で、需要額との絡みとかいろいろまだ勉強していませんのですが、絶対これは国に財政措置してもらいたいと思います。これだけの2億円、3億円の単費を出すというのは大変なことです。ですから、これちょっとまた次回に少し勉強しながら、また提言したいと思いますので、よろしくお願いします。これでこの質問を終わります。 最後に、もう時間ありませんので、地域活性化の取り組みについて、2番の琉球ブルーオーシャンズへの支援についてをお伺いいたします。先日、うちの会長である桃原朗会派長からも質問あったと思いますけれども、ダブりますけれども、球団への支援策についてをお伺いいたします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 山城議員への御質問にお答えいたします。琉球ブルーオーシャンズへの支援に関しましては、球団側のほうから野球場の利用等に関する要望を受けまして、日常の施設メンテナンスやプロ野球キャンプなどの年間利用計画、一般の利用状況を考慮して、平日においては週2回程度、休日においては月1回程度の目安とした利用といたしております。また、利用に係る施設利用料につきましては、3割から5割の減免措置を図るとし、今後の球団の活動状況を確認しながら、減免措置の継続を検討していくことで球団側と調整をしております。 ○上地安之議長 山城康弘議員。 ◆13番(山城康弘議員) 今、使用料に関しても3割から5割の減免も含めて検討されていると。今度また運営していく中で、いろいろ検討していきたいというふうな御答弁がありました。あと使用に関しても、許可もできていると。私がちょっとお願いしたいのは、それ以外にも施設があいているのであれば、積極的に貸し出しをしてもらいたいのが1点あります。よろしくお願いします。 このブルーオーシャンズは沖縄県内初のプロ野球球団なのです。子供たちに夢を与える。ベイスターズとは位置が違うということを皆さん認識してください。ここはあくまでも今、今後3年間は人材育成をして、NPBに指名される選手を育てる目的ですので、どうぞ支援策としてはもっともっとやるようにお願いします。以上で終わります。 ○上地安之議長 以上で13番 山城康弘議員の質問を終わります。 これにて午前の会議は終わり、午後は1時30分から会議を開きます。その間休憩いたします。(休憩時刻 午前11時58分) △午後の会議 ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後1時30分) 午前に引き続き一般質問を行います。15番 知念秀明議員の質問を許します。知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 議員の皆様、こんにちは。自席番号15番、共生の会、知念秀明でございます。どうぞよろしくお願いいたします。少し所見を述べさせていただきますが、10月31日に大変悲しい出来事がありました。皆様御存じのとおり、首里城の焼失でございます。正殿、南殿、北殿、二階殿、そして黄金御殿(くがにうどぅん)、また奉神門、そして私も携わらせていただいた書院・鎖之間も焼失しました。しかし、この沖縄だけではなくて、国、そして世界中からたくさんの支援の輪が広がっております。私たちも首里城再建に向けて頑張っていきましょう。 そして、きょう、本日7時半より、私の師匠でありました奥原崇典さんの瓦の物語をプロジェクトXという番組で再放送されますので、どうぞ皆さん、時間のある方は見ていただきたいというふうに思います。そして、去る11月17日に私と議長の出身であります喜友名区で100人エイサーがありました。100人を目標にしていたのですけれども、何と140人がエイサーを踊って、またそこに見に来られた方々、和田副市長も、そして教育長も、当局の皆さんも来ておりましたが、喜友名の人口よりか多いのではないかなと思うぐらいたくさんの方が来てエイサーを見ていました。そして、私たち議長もびしっとエイサーを何と踊っておりました。私は交通整理で本当にびしっと踊っていたかどうかはわかりませんが、議長ですからしっかりと踊っていたと思います。 それでは、質問に移らせていただきます。就学援助制度について、新入学児童生徒学用品等の支給時期を伺います。平成31年度入学予定の新中学1年生の保護者に対し、平成31年3月に入学前支給を実施するため、事務処理を進めているとのことでしたが、事務処理を実施したのか伺います。あとは自席にて質問いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 こんにちは。知念秀明議員の御質問にお答えいたします。平成31年3月に新中学校1年生の保護者に対し、新入学児童生徒学用品費等の入学前支給を行ってございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 入学前支給を行っていると、ありがとうございます。この支給額は、幾らだったのか伺います。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。新入学児童生徒学用品費等の中学校の支給単価は2万2,900円でございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 2万2,900円を支給したと、大変よいことだと思っております。 それでは、令和2年度に入学予定の新小学校1年生の保護者に対し、入学前支給の実施を予定しているとお聞きしましたが、実施できるのかお伺いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。令和2年3月に新小学校1年生の保護者に対し、新入学児童生徒学用品費等の入学前支給を行う予定で準備してございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) その場合、これも支給額は幾らになるかお伺いします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。新入学児童生徒学用品費等の小学校の支給単価は1万9,900円でございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 支給額を1万9,900円予定していると。今まで本市は、新入学児童生徒学用品費を8月に支給していたと。それが、やはりこの名前のとおり、入学前準備金ですので、8月に支給するのは違うのではないか。それをしっかり見直して、入学前に3月に支給していくということは、大変すばらしいことだと思っていますので、ぜひとも来年3月には新小学生にも入学前準備金を支給していただきたいというふうに思っております。 それでは、次の質問に移らせていただきます。修学旅行費の支援のあり方を伺います。就学援助に係る修学旅行費の支払い先については、学校長への振り込みになっているのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。就学援助認定児童生徒の修学旅行費につきましては、保護者の指定口座または学校長の口座へ振り込みを行ってございます。学校長の口座に振り込む場合は、修学旅行の実施後、教育委員会から学校長口座へ援助費を振り込み、その後、学校から旅行会社へ支払いを行ってございます。これは学校と旅行会社の調整によるものでございます。この場合、就学援助の対象となる旅費につきましては、保護者の事前の支払いはございません。しかしながら、旅行会社との協力が前提でございますので、学校により対応が異なる状況となってございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) ちょっと2番のほうは、もう答弁があったので飛ばしますが、この就学援助制度を利用している家庭というのは非課税世帯ですよね。生活が厳しい家庭であります。しかし、修学旅行費の今の支給の状況は、修学旅行前に一旦保護者から修学旅行費をいただいて、その生徒が修学旅行に行った後に、またそれを保護者に戻すという、支給するという感じなのですけれども、そうなると修学旅行で準備しないといけないたくさんの洋服、靴とかリュックサックとかでかかる6万円と、6万円ぐらいが平均と言っていますけれども、それと修学旅行費の8万円、この月だけで14万円、生活費以外に出ていくものですから、どうにか旅行会社と契約をして、その就学援助制度を利用している家庭は支払いを待ってもらうこともできると思うのです。 現実に4校ある中学校の中でも、2校はそうやっているとお話を聞きますので、そうなると2校はやっていて、残り2校はやっていないという形になると、やはり教育の平等性に欠けているのかなと。修学旅行は教育の一環でありますから、修学旅行に行かせる、教育を受けさせる環境をつくっていかないといけないと思いますので、何かその辺、指導部長、中学校4校まとめてそういったふうにできないかどうか御答弁ください。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 御質問にお答えいたします。本市4中学校のうち、3パターンがございます。先ほど申し上げた普天間中学校の場合、それから半額を先に回収している場合、それから全額先に保護者から回収している場合と、この3通り宜野湾市の場合はございます。先ほど申し上げたとおり、就学援助対象者の修学旅行費の支払い方法、また保護者の事前負担につきましては、学校と旅行会社の調整によるものが大きいものでございます。それは学校と、それから旅行会社の体力にもよるものと考えてございます。教育委員会としましては、議員御指摘のとおり保護者負担軽減の観点から、校長会等で情報提供をし、また協力を求めてまいりたいと考えてございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 部長、よろしくお願いします。子供は、自分の家庭の財布の事情をよくわかっておると思います。そのために家庭に負担をかけてはいけないということで、修学旅行に行けない子が一人でもいるということは、これは本当に非常に残念な結果になっていくと思いますので、この辺全ての子供たちが堂々と修学旅行に行ける、その環境を整備していただきたいというふうに思っておりますので、どうぞよろしくお願いします。 それでは、次の質問に移らせていただきます。普天間中学校裏の公園整備計画について質問いたします。この問題も何度も質問しておりますが、昭和43年に都市計画決定した、ことしで51年目になる喜友名公園計画であります。前回の6月の部長の答弁で、喜友名公園の区域の見直しや接道等の課題の整備につきましては、今年度予定しております業務委託の中で検討していきたいと答えておりますが、現在の進捗状況を伺います。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 知念秀明議員の御質問にお答えいたします。喜友名公園につきましては、整備方針検討業務委託として9月6日に業務委託契約を締結しております。現在、計画条件の整備、面積要件による区域見直し案や進入路の接道箇所等の課題について整理をしている状況でございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 今、業務委託の中で、その業者が計画をしていると。その計画は、こうやったほうがいいとかという一案が出でくるのか、それとも2案、3案と案は結構出てくるのですか、その辺御答弁ください。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。現在作業中の業務委託の中で2つの案が出ている状況でございます。課題等もございますので、事業に向けたさらに幾つかの案が出てくるものと考えておりますが、検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 現在2つの案が出ておると。今からその調査をする中で、もっと案が出てくる可能性もあります。その場合、やはりどうやってその案を決定していくのかというのは、私もわかりませんが、その案が出てきた場合に、地権者、地元の人にも説明するよう努力していただきたいというふうに思っております。51年たってやっとことしでスタートできたことには大変すばらしいことだと思っておりますが、今後、また今年度この調査を終えて、今後どうやってまた取り組んでいくのか伺います。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。今後の取り組みにつきましては、今年度、抽出した課題や検討内容等を精査し、公園区域案の検討や意向調査、整備方針などの検討を行い、引き続き基本計画策定に向けて取り組んでまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) よろしくお願いいたします。この前もたしか喜友名区での集まりのときでしたか、上地議長が私を呼んで隣で、喜友名公園はもう秀明頑張っているからちゃんとできるよということを言っていただいたのです。これができなかったら、もう私、ただのうそつきになってしまいますから、どうぞ頑張って喜友名公園計画を進めていただきたいと思います。よろしくお願いします。 それでは、次の質問に移らせていただきます。犬猫殺処分に向けた取り組みについて伺います。これ市長の公約でもありますから、しっかりと進めていくべきだと思っております。去る2月2日に当局の環境対策課の時間をあけていただいて、犬猫殺処分ゼロを目指して頑張っておられる団体、NPO法人ワンズパートナーの会と意見交換をさせていただきました。その中から質問させていただきます。現在の犬の登録数を伺います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 知念秀明議員の御質問にお答えいたします。犬の登録頭数に関しましては、令和元年12月時点において3,625頭となってございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 現在の犬の登録数が3,625頭と。 次の質問なのですが、この殺処分ゼロに向けて市内の飼い犬の数を把握すべきではないかという意見がありましたが、そのことで当局の考えはどうなのかお聞かせください。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。飼い犬の登録に関しましては、狂犬病予防法第4条において、犬の所有者は、その犬の所在地を管轄する市町村長への犬の登録申請が義務づけられております。このことから本市在住の飼い主への飼い犬の登録を促すことなどを目的に、市ホームページ及び市報掲載を通して周知、啓発を継続して行っているところでございます。また、本市へ転入してきた飼い主の方に対しましては、転入手続の際に飼い犬の登録制度に関して周知できるよう関連部署と調整してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) ありがとうございます。3,625頭というのは、一緒に意見交換会をしていただいたワンズパートナーの会の代表も非常にいい数字だということをおっしゃっておりました。ほかの市町村でそういった話し合いをしているときに、この数字はとても低いのですと。宜野湾市さんは頑張っていますねという言葉もいただきました。ただ、やはり殺処分ゼロに向けて今やらないといけないことは、犬の数を把握すること、飼い主が誰なのかということを当局が把握することが大事だと思っていますので、その飼い犬の数を把握するためにも、各自治会の協力を求めてはどうかと思いますが、この辺について御見解を伺います。 ○上地安之議長 市民経済部長
    国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。現在、飼い主への飼い犬の登録を促す取り組みにつきましては、市ホームページ及び市報掲載を通して周知等を行っているところではございますが、より多くの飼い犬が登録されるよう、各自治会への協力を初め、どのような手法があるのか研究してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) よろしくお願いします。先ほども言ったとおり、犬の数を把握するというのは非常に大事なことだと思っていますので、そこからやっていただきたいというふうに思っております。また、そこに、CMで放送している沖縄県の一生うちの子プロジェクト、自分たちで飼った犬や猫は、また動物は、一度飼ったら最後まで面倒見る、それが大事だと思っておりますので、次は教育委員会に伺います。各学校として動物愛護についてどのような取り組みを行っているのか伺います。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。各学校におきましては、飼育委員がウサギやヤギ、豚などの動物のお世話をし、各学級におきましては飼育係が水槽のメダカや金魚、ザリガニなど小動物の世話を通して動物との接し方や飼い方などについて学んでございます。また、9月20日から9月26日の動物愛護週間におきましては、校内にポスターを掲示したり、図書室に動物と人との触れ合いをテーマにした本を展示したりするなど、児童生徒の動物愛護に関する興味や関心を高めております。さらに、生活科や理科、特別な教科道徳の時間などにおきましても、児童生徒の発達の段階に応じて命の大切さを学び、思いやりの心を育む事業を行うなど動物愛護に係る教育を学校の教育活動全体を通して行っているところでございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 動物愛護週間のときに、そのポスターを張って周知をしていたり、また学校で動物を飼って、動物を大切にする心とかそういったものを教えていると。そうですけれども、実は金曜日にウサギが2羽、行方不明になるという事件がありまして、何ときのう、無事帰ってきたそうです。普天間第二小学校の生徒はとても喜んでいたはずなのですけれども、動物を学校で飼うというのは非常にいいことだと思っているのですけれども、その命の大切さを教えていくのには、やはりそういった団体が直接児童生徒に教える時間があってもいいと思うのですけれども、その件について御見解を伺います。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。児童生徒が生き物の世話をしたり触れ合ったりすることは、命の大切さを学び、思いやりの心の醸成につながるものと考えてございます。教育委員会は児童生徒が動物愛護団体等の活動を学ぶ機会については、校長会や教頭会等を通して情報を提供してまいりたいと考えております。本年度の実績、各学校にヒアリングをしましたところ、小学校において団体を呼んで命の大切さについて直接学んだということも報告がございましたことをお伝え申し上げます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 済みません。ちょっと最後聞き取れなかったのですけれども、団体を呼んで直接話を聞く場があったということでしょうか。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 大変申しわけございません。お答えいたします。本市大山小学校におきまして、動物愛護団体を呼んで学年全体、3学年でございます。命の大切さについて学ぶ機会を設けたということでございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 大変すばらしいことだと思っています。また、そういったものも直接話を聞くという機会を学校長などに進めていただきたいというふうに思っております。 それでは、次の質問なのですが、この動物愛護団体と意見交換会をしていただきたいというふうに思いますが、その辺について御答弁ください。 ○上地安之議長 指導部長。 ◎甲斐達二指導部長 お答えいたします。先ほど御答弁しましたとおり、児童生徒が身近な自然を観察したり生き物を飼ったり、触れ合うことを通して命の大切さを学ぶことは、豊かな心の育成につながることが期待され、教育的な意義が高いと理解してございます。議員御提案の件につきまして、教育委員会としましては動物愛護団体との意見交換等について要望があれば対応してまいりたいと考えてございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) よろしくお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。災害発生から復興までの計画についてお伺いいたします。去る11月7、8、9日に、台風19号で被災した宮城県大崎市と、そして丸森町に、議員として行ったのではなくて、一人の個人として、一個人としてボランティアに行ってきました。少ししかお手伝いができなかったのですけれども、その中から気づいたことを質問させていただきます。 復興までに、やはりたくさんのボランティアの力が必要になってきます。そのボランティアセンターの設置を本市はどこに計画しているのかお伺いいたします。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 知念秀明議員の御質問にお答えいたします。大規模災害時には行政機関とボランティアがいかに協力し、活動をするかが、その後の救援、復興を左右することが阪神・淡路大震災や東日本大震災で証明されているというふうに考えております。市災害ボランティアセンターにつきましては、本市の地域防災計画第3編第3章第28節、ボランティア受け入れ計画の中において、市社会福祉協議会、NPO法人等が設置する市災害ボランティアセンターに対し、市は市役所庁舎等の提供を検討するというふうに定めてございます。今のところ具体的にどこの施設という明記はしておりませんけれども、地震、津波の危険性や緊急輸送ネットワーク等を考慮し、公共施設を中心に活動拠点の候補地をリストアップし、関係機関へ情報提供、共有することで、災害時に迅速に対処できる体制を構築してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 今、社協とか、またここも利用してボランティアセンターをやっていくようなお話がありました。ボランティアの方々は、車で来るのです。たくさんの方が車で来て、そこでボランティアの受け付けをして、バスで移動する形になるのですけれども、私、東日本の陸前高田市でも1週間ボランティアしていたのですけれども、何百台という車が来ます。今回の丸森町でもそうです。平日は150台から200台、土日は400台以上の車が、ボランティアの方々が来るのです。ですから、今の考えだと、社協とか、ここでも無理なのです。ですから、駐車場が大きいボランティアセンター、広場を確保しないといけないと思うのですけれども、それは検討していないのですか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。先ほど申し上げました市地域防災計画第3編第3章第28節、ボランティア受け入れ計画の中におきまして、市災害ボランティアセンターではボランティア活動本部及びボランティア受け付けの総合窓口を設置することから、議員おっしゃるように大変大きな広場、空間というのですか、含めて駐車場、駐車スペース、そして緊急輸送路に近接をした場所が最適であるというふうに考えているところでございます。本市におきましては、現在、市の狭隘さ含めて、そういった大きな場所がまだ検討というか、そういった場所そのものが見当たらないというところもありますので、今後、こういった大駐車場については、県あるいはまた近隣市町村含めて同時に対応できるか検討もさせていただきたいと思います。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 宜野湾市の中でそういった大きい駐車場を備えている施設というのは、なかなか見つからないと思います。ですから、これは提言なのですけれども、小学校9校で中学校4校もボランティアセンターの設置計画の中に置けないかということも計画していただきたいというふうに思っています。避難所にはなっているはずなのですけれども、13の小中学校で被災の近くの学校を、運動場でもいいです。ボランティアセンターとして考えていくべきではないのかなというふうに思っていますので、ぜひとも検討していただきたいというふうに思います。 その中で、ボランティアセンターにおける業務の流れがありますが、当局はこの業務の流れというのを把握しておりますか、御答弁ください。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。市の地域防災計画のほうにおきまして、まずボランティアセンター活動本部の役割としまして、1点目にボランティアの活動方針の検討、2点目に全体の活動状況の把握、3点目にボランティアニーズの全体的把握、4点目にボランティアコーディネーターの派遣調整、5点目に各組織間の調整、6点目にボランティア活動支援金の募集、分配というふうに定めてございます。 次に、ボランティア地区活動拠点の役割としましては、1点目に避難所等のボランティア活動の統括、2点目に一般ボランティアの受け付け、登録、3点目に一般ボランティアのオリエンテーション、4点目にボランティアの紹介、5点目にボランティアニーズの把握とコーディネーション、6点目にボランティアの活動記録の分析と次の活動への反映というふうにそれぞれ定めてございます。ボランティアが被災地におきまして相互に連携し、迅速かつ機能的な活動が行えるよう平時からの研修や交流の機会を提供し、ボランティア相互間の連絡体制等のネットワーク化を図ることが非常に重要であるというふうに考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 確かに仕事量が半端ないことがあります。私もボランティアセンターに車で着いて、そこの駐車場から案内を受けてセンターに行く。センターに入ると、そこに案内係が1人いらっしゃって、団体さんですか、お一人さんですかという話を聞いて、またそこに案内され、そこでボランティア保険は加入しておりますか。加入していないのでしたら、名前を書いてください。次の案内所に行って、ボランティア保険のカードをもらう。その後に、ちゃんと講習を受けましたよというボランティアシールを張っていく。ボランティアシールをいただいたら、次の場所に行ってマッチングを行う。 そのマッチングは、どういった場所に、どういった仕事内容があるから、そこに行ってください。それはグループ分けして、リーダーを1人決めて、そのリーダーを中心に仕事をしていただきたいというふうに流れがあって、またそのマッチングの仕事のときに、被災した方から私のおうちがこうやって被災しておりますから、ボランティアの方々にお願いしたいという要望があったら、その被災したおうちの場所を見に行って、瓦れきがどれぐらいあるのか、どこを片づけるのか、冠水して中の冷蔵庫を出さないといけないのかと、こういった調査もあります。それをこのおうちは何名ぐらいのボランティアが必要だということを調査含めて、その場所を名前と地図に落として、ボランティアに来た方々にそこに行ってもらうようにする。大変大きな仕事量があると思いますので、ぜひとも資料も当局のほうにはお渡ししております。一つ一つ今のうちに準備できることがたくさんあると思いますので、この辺をやっていただきたいと思っております。 次の質問に移らせていただきます。そのボランティアセンターで手続を済ませた後、近くに被災した方のお手伝いがあれば、そこまで歩いていくのですけれども、離れた場所には、そのセンターが用意したマイクロバスでボランティアさんを連れていくのですけれども、宜野湾市には市議会のバスと、また社協のバス2台しかないのです。ですから、レンタカーを借りないといけない状況になってくると思うのですけれども、レンタカーの業者とかリース業者と災害時支援協力協定も結ぶべきだと思いますが、この辺どう考えておりますか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御答弁の前に、知念議員の被災地へのボランティアとして実体験を踏まえた内容の報告でございますけれども、大変参考になるということで感謝申し上げます。私のほうとしては、今計画書の中でうたわれたというところで答弁差し上げていますので、今後、参考にさせていただきたいと思います。 答弁いたします。地域防災計画の第2編の地震・津波災害応急対策活動の準備において、輸送手段の確保としてトラック協会等の民間団体と事前に協定を締結し、地震災害後の速やかな車両の確保ができるように平常時から連携を図るというふうに規定してございます。現状としましては、輸送手段の確保における民間事業者との協定はございませんので、今後、県や他市町村の状況を調査しながら、レンタカー、リース、運送事業者及びトラック協会等との協定締結に向けて検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) ぜひとも協定を今のうちに結んでいただきたいというふうに思っています。また、ボランティアセンターを設置する際に、さっき言った被災場所に何か公の施設とか、すぐ利用できるものがあれば、そこを利用していただく方法もあると思うのですけれども、運動場とかになると、やっぱりプレハブとかの設置も必要になっていくと思いますので、その件について、また不動産業者と、そしてプレハブ業者とも協力協定を今のうちに結ぶ必要があると思いますが、この辺どうお考えでしょうか。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。地域防災計画の交通確保・緊急輸送計画の中におきまして、災害時における道路の障害物除去や機能の応急復旧に必要な人員、資機材の確保について、建設業者との協定の締結に努める。また、同じく防災計画の第4節、地震・津波災害応急対策活動の準備におきましては、民間事業者に委託可能な業務については、あらかじめ民間事業者との間で協定を締結しておくことで、民間事業者のノウハウや能力を活用し、災害時に迅速かつ効果的に対策を進めることが可能となるというふうに定めてございます。現状、災害時における応急復旧の建築・土木業者や不動産業者との協定はございませんけれども、今後は協定締結に向けて検討してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) 協定締結に向けて前向きに検討していただきたいと思います。まだありますが、このボランティア保険、そしてシール、そういった瓦れきを片づけてくれる土木業者も必要になってくると思います。先ほどの建築業者ともかかわっていくと思うのですけれども、ぜひともその業者とも協力協定を結んでいただきたいというふうに思いますが、その辺御見解を伺います。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 御質問にお答えいたします。先ほども答弁申し上げましたとおり、災害時の民間事業者のほうに対して委託可能な業務、被災情報の整理や支援物資の管理、輸送もあると思いますが、あらかじめ民間事業者との間で協定を締結、結ぶことで民間事業者のノウハウや能力等を活用し、災害時に迅速かつ効果的な対策を進めることが可能というふうに考えてございますので、災害対策基本法、防災基本計画、そして本市の地域防災計画でうたわれていますように、今後、県あるいは他市町村の状況も見ながら調査をし、協定の締結に向けて取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) よろしくお願いします。被災地だからわかることとか、そういったものがあると思います。沖縄では、近年、まだ大きな災害はないのですけれども、できれば災害が起きた地域にどうやってきたのかということももちろん勉強なさっていると思うのですけれども、その協定の部分で調査研究をしていただきたいと思っています。どちらにせよ、これ予算のかからないことですから、そしてまた災害が起きて復旧までの間の今できることだと思っていますので、早目にもとの生活に戻していく、そこが大事だと思っていますので、ぜひとも前向きな検討をよろしくお願い申し上げて、次の質問に移らせていただきます。 喜友名2丁目28番24号付近の信号機を喜友名方面に右折する際の改善策についてお伺いいたします。この道は伊佐から普天間向けに上がってきて、右側に弁当屋さんがあるのですけれども、その弁当屋さんの手前の信号を右に曲がったらパイプラインの点滅信号に行く県道81号線の信号機です。今、時差式信号機になっておるのですけれども、やはり時差式信号機になると、一番先頭の車の判断で曲がれる台数というのが限られてきたりするのです。もちろん車は安全に運転しないといけないのですが、少しちゅうちょして待っていると、3~4台曲がれる車が1~2台しか曲がれなくなったりする。そこで、地域住民からの要望で、矢印信号をつけていただきたいという要望がありましたが、その件についてお伺いいたします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。右折表示式信号への変更について、宜野湾警察署へ確認しましたところ、現場を調査して検討したいとのことでございました。本市としましても、自治会とも協議し、警察へ要請してまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 それでは、次の質問なのですが、市道普天間3区喜友名線、喜友名2丁目4番5号付近の冠水対策についてお伺いいたします。以前、当局が頑張っていただいて、あのいびつな道を直していただいたところでありますが、その付近について大雨のたびに冠水している状況が見受けられます。冠水対策はしているのかどうかお聞きします。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 知念秀明議員の御質問にお答えいたします。当該箇所は、台風や大雨が長引けば、普天間飛行場からの雨水がフェンスを越境し冠水をするため、昨年度、グレーチング側溝設置などの道路冠水対策工事を実施してまいりました。大雨時には常時パトロールを行っておりますが、基地からの雨水量が多く、基地内排水路の改善が必要なことから、これまでクォータリーミーティングでの要請や沖縄防衛局との調整を行ったところです。道路管理者としまして、どのような雨水対策がとれるか検討しているところでございます。 ○上地安之議長 上下水道局長。 ◎島袋清松上下水道局長 知念秀明議員の御質問にお答えいたします。上下水道局からは地域の雨水排水を管理する立場で答弁申し上げます。議員御質問の喜友名2丁目4番5号付近の冠水対策についてでございますが、当該地区の冠水は先ほど建設部長からもありましたように、隣接する普天間基地内における雨水の排水処理が十分でないために、台風時や大雨時に基地側からの雨水が市道普天間3区喜友名線に大量に流れ込むことが当該地区での冠水被害が起こる主な要因であると考えております。このことを踏まえ、ことしの2月に本市の関係部署と沖縄防衛局による当該地区の冠水対策について協議を行ったところでございます。協議の場においては、基地内の雨水処理対策が十分でないことが冠水被害の主な要因であることを沖縄防衛局へ説明し、基地内における雨水処理対策の改善要請を行っております。 また、基地内における排水施設の改善が図られるまでの当面の間の対策としまして、本市上下水道局が管理する基地側フェンス沿いに整備してございます既存の雨水排水施設のマンホールふたを雨水が容易に流入しやすいグレーチングタイプに取りかえ、基地側からオーバーフローして当該地区に流入する雨水をフェンス沿いの雨水マンホールへ誘導できるよう改善を図ってまいりたいと考えているところでございます。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) ことしの2月に防衛局とも一緒にその現場を見てきたと。それからもう10カ月もたっておりますが、やはり何も改善はされていない状況なのです。基地からの雨水が滝のように流れてくる。流れてきたこの水が道路にたまって、家まで冠水していくという状況は、結構長いこと続いている状況なのです。そこの近隣の方は、非常にこの問題に対して不満を持っておられるものですから、ぜひとも一度話し合いを持っていただいて、私も間に入っていいですから、どうやったら改善できるか、この方法を話し合いの場をつくっていただきたいというふうに思っていますが、この辺どう思われますか。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。この件につきましては、大雨などによる道路冠水により御迷惑をかけたお方とお会いをして話し合いを何度か持っておりますが、関係部署も含めて話し合いの場を設けられるよう調整をしてまいりたいというふうに考えております。 ○上地安之議長 知念秀明議員。 ◆15番(知念秀明議員) いろんなことをせっかく解決してくれて、前に進んだところでもありますから、また不満を残さないように、この問題を一緒になってまた解決していこうと、いただきたいと思っておりますので、そのことをよろしく申し上げて、私の一般質問を終わります。以上です。 ○上地安之議長 以上で15番 知念秀明議員の質問を終わります。 ○上地安之議長 暫時休憩いたします。(休憩時刻 午後2時23分) ○上地安之議長 再開いたします。(再開時刻 午後2時34分) 休憩前に引き続き一般質問を行います。12番 宮城克議員の質問を許します。宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) こんにちは。本日のラストということで、時計でいうと約2時半です。皆さんお疲れだと思うのですが、最後の一般質問になりますので、ぜひおつき合いいただきたいと思います。議席番号12番、絆輝、宮城克でございます。では、自身の連続38回目の一般質問、議長からお許しいただきましたので、順を追って進めさせていただきたいと思います。 コミュニティバス運行事業の導入について質問させていただきます。継続的にコミュニティバスの導入については、質問、提言をさせていただいております。今回も前回の答弁を踏まえて、幾つか質問を準備しておりましたが、一部割愛をさせていただいて、まずこれから行きたいと思います。 令和元年9月28日に運行をスタートしました南城市のNバスを御存じでしょうか、その説明をいただきたいと思います。あとは議席から質問させていただきますので、よろしくお願いします。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。南城市では、同市と市外を結ぶ路線バスを幹線バスとして位置づけ、同市役所を中核地として知念、佐敷、大里、玉城を町の拠点と指定し、中核地と拠点、あるいは拠点間同士を支線バスとしてことし10月1日よりNバスを運行しております。車両は29名乗り、7台を市が合併特例債を活用して1億6,800万円で購入し、運行形態は路線バスと同じ定時運行型で、プロポーザルで事業者を選定し、委託しております。委託費は年間4,700万円、さらにバス運賃は全て委託先の収入となります。なお、運賃につきましては、中高生以上が300円、小学生が150円、未就学児は無料となってございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、部長のほうから説明がありました。南城市のNバスでございますが、再編で7台購入したと、金額も相当大きな金額になっております。うらやましい限りではございますが、今回もやっぱり一報を受けて、ぜひ宜野湾市でもその必要性、認識しているということでございましたから、今回、市長に対して強く要望しようと思ったのですが、今定例会において市長がみずからの給料の減額、市長の覚悟を聞いておりますので、それに対して追い打ちをかけるようなことはできません。やはり本市において必要なものであっても、物事にはやはり順序があると思います。本当に優先順位があって、それに対して必要なものを優先的に政策として進めていく、それが本市のあるべき姿というのを松川市長はしっかりと説明をしておられますので、このコミュニティバスに関しましては、またさらなる勉強、そして調査研究を進めながら、本市が余り負担のかからないように配置ができる、そのようなものを探して、この議会でまた提言させていただきたいと思いますので、そのときにはしっかりと受けとめていただきたいと思います。この件に関しましては、次の機会に回したいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 では、2番目、公立保育所・認可保育園の入所についての質問をさせていただきたいと思います。これに関しましても幾つか通告をしておりましたが、多くの議員諸公の質問とかぶりまして、聞きたいことはもう既に把握していますので、一部割愛しながら進めさせていただきたいと思います。 では、通告で(2)番ですが、1番目、待機児童解消に向けた今後の取り組みを伺ということで答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。本市の待機児童解消の取り組みといたしましては、受け皿づくりとしての保育所整備がございます。平成27年度におきましては、保育所施設数22カ所、入所定員2,310名でございましたが、保育所整備を進め、平成31年には保育所施設数48カ所、3,991名の定員を確保し、第1期子ども・子育て支援事業計画で定めた保育の量の見込みである3,900名以上の受け皿づくりを達成しております。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、説明があったとおりでございますが、それでもまだまだやはり待機児童というものが存在する。そして、保育を必要とする子どもたちがいるのであれば、本市はそれをしっかりと受け入れられる態勢というものをつくるべきであると考えますので、しっかりとやられてきている評価をしつつも、また来年以降、再度新たな計画を策定して、受け入れ態勢がしっかりでき、そしてまた新たに待機児童がゼロになるように働きかけのほうをよろしくお願いしたいと思います。 また少し飛ばしましょう。済みません。僕の今の質問のやり方が間違えていたので、これは反省します。では、実際は(3)番ですが、2番としてAIの導入による保育園の割り当て業務の効率化を求める。公立認可保育園での申し込みの通知が届くまで、最長で約3カ月の時間を要します。このAIの質問に関しましても、今回も多くの議員諸公が質問しております。その内容について、一部確認はさせていただきたいので質問させていただきますが、もう既に豊見城市が先行して導入したことは皆さん御存じかと思われます。 それで部長に再度お聞きします。もともとの(3)番、今回の(2)のAIによるというところです。そこで1番、平成31年、今年度の公立保育所・認可保育園の入所にかかわる一切を答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。平成31年度申し込み件数につきましては、新規1,166件、転園希望者134件、合計1,300件となっております。申請書類の入力やチェック作業後に行う選考作業では、職員6名で約5日間、計360時間かけて行っており、人件費は約72万円となってございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、説明いただきました。申し込み件数が1,166件、転園希望も合わせて1,300件あったということです。相当あります。これは想像をはるかに超えている数字ではありました。選考作業に従事した職員数が6名だと。これ豊見城市のケースに当てたら約20名でしたか、20名以上がその作業に当たったということが答弁されていましたけれども、本市においては約5日間で計360時間、それはもう時間外、いわゆる残業含めてです。それにかかった人件費、費用が72万円ということで、僕らというか本員も勉強不足だったのですけれども、実はもっとかかっていると思ったのです。何百万円もかかっているのではないかなと。 そこに豊見城市のAI導入のニュースが来たものですから、すごく負担の軽減というのは予算であったり、そしていわゆる職員の御苦労、その負担が軽減できるものだというふうにして、今回も多くの議員が要望、そして提言をさせていただいたと思うのですが、ここで改めてお聞きしたいと思いますが、このAI導入の件に関しましては、本員が平成30年、また県内のどこも導入もしていなく、検討もされていないときに、ある先輩からの助言と、こういったのがあるよと、おまえ少し勉強してみたらどうだということで勉強させていただいたときに、これ提言させていただきました。その際には、いわゆる答弁の中では、組織の体制、あるいはAIを使った予算、どの程度の規模でできるのかなどと調査研究を踏まえながら、今後の動向については注視してまいりたいというふうな答弁がなされていました。それから、現在までということで、当局の皆さんはどのような形で調査研究されてきたのか、これ答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。平成30年3月定例会におきまして、宮城克議員からのAIに関する一般質問がございました。さいたま市での入所選考事務において、人工知能、AIが活用された事例を紹介され、本市でも事務の効率化と職員の負担軽減の観点から検討してはどうかという御提言でございました。その後、平成30年度におきまして、県内では初めてAI導入の実証実験が行われた沖縄市や本年度から取り組みを始めた豊見城市などの動向について、本市でも情報収集を行ってまいりました。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) しっかりとその辺は既に先行している他市との連携、そして情報交換をしながら、調査研究はしているということが確認できました。それで確かに豊見城市であったり、沖縄市であったり、他市でそれが例えば導入をされて、いろいろと負担軽減であったり、すごく活躍をしたからといって、例えば宜野湾市で同じように導入したからとそれができるかというのはわからないところです。そこはやはり皆さんが研究されるところだと思いますが、そこでちょっといろいろ本員なりに考えたのです。本当に一番大切なことというのは何なのかなと。それはまた、本員が勝手に思っていろいろ要望したり、提言したこともありましたが、一番やっぱり大切なのは、それを使われる、いわゆる作業を行っている子育て支援課だと思ったのです。 そこで部長にお聞きしますが、このAI、今回いろいろニュースで取り上げられていますが、このAIというシステム、今現在、宜野湾市、選考作業をしている皆さんが、その導入を実際希望するのか、本当に必要なのかなというのを確認させてください。 ○上地安之議長 福祉推進部長。 ◎岡田洋代福祉推進部長 御質問にお答えいたします。保育所入所選考業務におけるAIの導入につきましては、初期費用が935万円、ランニングコストが約130万円程度と高額であることから、他市の導入実績などを見ながら判断してまいりたいと思います。また、AIを導入せず、既存のシステムで入所選考がスムーズに行われている自治体の例や、入所選考の前に2カ月ほどかかる入力・審査事務の効率化につきましても同時に検討を進める必要があると考えております。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今の説明から部長以下、その携わる担当課がしっかりと考え、そして今後も調査研究をしながら、その導入について他市等の動向も見ながらという説明が今ありましたので、そこは例えば本員が議員として、これいいから使いなさいなんていうことではないというのが自分でも確認できましたので、それから再度情報交換だけさせてください。こちらもまたもっといいものがあれば、それはまた提言させていただきたいと思いますので、引き続き調査研究されて、その報告はまたいただきたいと思いますので、後に確認はさせていただきたいと思います。 では、次の質問に変えさせていただきたいと思います。3番目、新城区公民館の建てかえについて質問、そして幾つか提言させていただきたいと思います。該新城区公民館につきましては、築50年が経過し、コンクリートが剥離するなどの老朽化が著しく、早期の建てかえが必要であると認識し、早急な建てかえを要望してまいりました。課題として、新城区が学習等供用施設を希望しているために、施設の用地、そして市単独で取得しなければならないという厳しい課題がありました。今回、その用地の取得、そして公民館の躯体、要は本体そのものも含めて再度何かしら補助メニューが使えないものだろうか、高額の、そしてもっと利便性のある、そして地域が、負担が軽減ができるようなということで、ずっと当局、そして副市長にもお願いをしてまいりました。 そこで、本員、改めてことし、去る11月6日に今年度3回目の防衛省のほうに上京しまして、お願いをしてまいりました。1月29日、そして5月20日にも、なかなかいい返事がいただけなかった。しかしながら、希望は見えたのですね、検討させていただきたいと。というところでの11月6日にいい返事をいただけましたので、それを踏まえて、当局がまた把握、そしてそのものについて進められているかを確認させていただきたいと思います。 まず、1番目、予算の見通しを伺いますが、まず新城地区学習等供用施設における自治会負担も含め予算の見通しをお聞きします。答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。新城地区学習等供用施設建設に係る予算につきましては、去る5月に沖縄防衛局に概算要求を提出しており、現在までに沖縄防衛局と資料等の調整をしながら予算確保に努めているところでございます。現在のところ防衛省から正式に高率補助での採択のお知らせはいただいておりませんが、実現できるよう引き続き沖縄防衛局と連携しながら取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) また今の説明も踏まえて、再度お聞きしたいと思いますが、5月に概算要求を出したということですが、部長、今回その補助申請をしましたが、どのようなメニューを活用されましたか、説明いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。新城地区学習等供用施設の建設につきましては、これまで土地取得に係る補助メニューがなかったことから、本市の厳しい財政状況の中で事業化することが困難な状況でございました。このような状況の中、市としましては土地取得も含めた高率補助での採択をいただくために、防衛施設周辺整備統合事業、いわゆる統合事業での実施に向けて防衛省と調整しているところでございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、部長のほうから説明があったように、従来の補助メニューでは用地の取得ができない。そこで、統合事業、今回その要望をいたしました。いろいろとこちらも議員としての政治的な動きもあるのですが、だからといって何でもかんでもここでしゃべることはできませんが、部長、せっかくの機会ですので、再度これに対してもう一点だけ質問させていただきたいと思うのですが、働きかけはしていただけているのですが、実際この内示というのはおりそうですか。これおりる見込みもしあれば、いつごろなのかなというのは。確かにおりてからでないと言えないことだと思うのですが、そこを今質問したいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。沖縄防衛局から内示の時期等については連絡はありませんが、例年でいきますと12月下旬ごろに財務省内示が本省に届くと伺っております。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) もう今の答弁からしても、この内示がおりないといい正月迎えられないような雰囲気でございますが、でもそこはやはり皆さんの働きかけ、そして一生懸命さというのがすごく伝わった、そのように本員は今回の件に関しましては、自治会も含め心から感謝申し上げたいと思います。まだ決まったわけではないのですが、それがしっかり決まるようなという、その意気込みが今の答弁から感じられましたので、最終、最後まで、ともにこちらも粘り強くやっていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。 では、(2)番、次の質問ですが、地権者との交渉状況、やはり地権者がしっかりというか、地権者がその用地を譲っていただかなければ、この話というのは全く白紙に戻るのかなというところで、確認させてください。現在、地権者との交渉状況はどのようになっていますか、説明いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。新城区公民館の建てかえにつきましては、新城区自治会が現在立地している場所に学習等供用施設の建設を希望していることから、個人所有である現公民館用地につきましては、原則市が確保することとなっております。そのため市では、地権者の意向を確認する必要があることから、自治会長なども交えて平成29年7月に顔合わせを行っておりまして、地権者からはこれまで自治会に公民館用地として長年貸しているので、今後、公民館用地として売却することについて前向きに考えるとの返事をいただいております。今後につきましては、高率補助での実施が確定した後、再度お会いして、今後の流れなどを説明していきたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) よろしくお願いします。 では、次に(3)番の具体的なスケジュールを伺うということであるのですが、先ほどあれほど言っておきながらのちょっとフライング気味な質問にはなるのですが、やはり準備はしていたほうがいいのかなと。そこは皆さんも考えられているはずですので、確認させてください。今後の公民館建設のスケジュール、どのように組み立てられていますか、説明できる範囲内で答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。新城区公民館の建てかえのスケジュールとしましては、次年度、令和2年度に基本・実施設計及び用地取得を行い、令和3年度に建設工事を着手する予定となっております。 ○上地安之議長 宮城克議員。
    ◆12番(宮城克議員) 全ては、またその内示がおりてからのものだと思いますが、そこまでしっかりと準備をなされているというところでございますので、本員もまた結果を踏まえて、東京のほうに上京しようというふうに既に予定を立てておりますので、それはみんなで一枚岩になってお願いをすれば、思いを伝えれば達成できるものだと思っていますので、引き続きよろしくお願いします。 そして、今回、ここまでこの話が進められたその裏には、本員、副市長の多大なる御尽力があったというふうにとても感じております。ここで副市長に今回の件に対する現段階での御見解をお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○上地安之議長 副市長。 ◎和田敬悟副市長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。この事業、克議員がおっしゃるように、公民館、今、学習等供用施設、それからコミュニティ供用施設と2つのメニューがあるのですが、これは8条、民生安定事業でやる。今、メニュー的には定額になってしまっているのです。定額補助でやると、恐らく地元新城区自治会の負担金が8,000万円とか9,000万円の負担になると。本市も用地は単独で買わないといけない。これは今の財政状況で非常に難しいということで、実は去年でしたか、市長が新城区公民館に呼ばれていったときに、非常に危険だという認識は市長がお持ちになっていて、その後、克議員からお話をいただき、私も見に行きました。本当にスラブ天端が落ちてくるような、柱が膨らんで爆発しそうな状況になっている。これはもう人命にかかわる一大事だということで、沖縄防衛局初め防衛省へ行くたびに、この新城区公民館何とかしてくれというお話をさせていただき、用地も補助率も高い、定額ではないものというと、もう統合事業しかないだろうということで、総合事業でお話を持ちかけたところ、新城区と中原区公民館、そして宇地泊第二地区の区画整理事業の中の3つの公園、てぃーちがー、しちゃばる、かにくばるの3つの公園を一体的に整備するという計画にして、第2期の統合事業で実施要請に持ち込もうということで相談させていただきました。 この11月26日には、統合事業の窓口である本省の周辺環境整備課長、それに同行して局の周環課長も同行されて、この5つの施設を見ていただきました。感想としては、非常にこれはやらざるを得ないだろうという御感想もいただきましたので、私どもとしては市民経済部の担当者、企画の担当者、非常に御尽力していただきました。もう人事は尽くした。あとは天命を待つのみという心境でございます。もうしばらくお待ちいただければと思います。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 本当にありがとうございます、また、今の説明の中に、新城区公民館以外におまけが4件入っていましたが、皆さん、気づきましたか。これは後で確認してください。それも含めて、やはり本市の市長、副市長のツートップ、そして担当の部署がしっかりと、そして地域のために動いていただいているということが確認できましたので、さらに我々も襟を正し、気を引き締めて頑張っていこうというふうに改めて今思いました。引き続き最終、最後までよろしくお願い申し上げます。 では、次の4番目の質問に変えさせていただきたいと思います。4番目、信号機のない横断歩道への「ぴかっとわたるくん」設置についてを質問、そして提言させていただきたいと思います。この件に関しては、実は本来は、名前だけ聞くと余りイメージつかないと思って本当は資料を準備していたのですが、この資料を例えば議長に許可をいただき、みんなに配布するというその流れもまだまだちょっと不十分なところがあるのかなと。そういったしっかり決まり事もルールも決めて、次の議会改革等で提案させていただいて、みんなでそのようにできるよう、いずれは例えば議場の中でプロジェクターを利用して、モニターを利用して、その説明をしながら一般質問ができる、そのようなものにやっていくまではちょっと我慢したいと思いますので、今回は言葉だけでイメージしていただきたいと思います。 それでは、ぴかっとわたるくん、信号機のない横断歩道は危険性も高く、本市における市議会からの市長への政策提言の一つに交通安全対策として提出されております。昨日の平安座武志議員からも、真栄原区の信号機のない横断歩道の危険性が議会の一般質問によって皆さんに説明をされていますので、把握はされているのだと思います。そこでお聞きします。本市における信号機のない横断歩道への安全対策はどのようにして行っておられますか、答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。昨日、平安座議員へも答弁申し上げましたが、信号機のない横断歩道の手前では、車は歩行者の有無にかかわらず減速し、歩行者がいれば一時停止しなければなりません。本市におきましては、ドライバーに対し歩行者優先の原則を遵守させるために、歩行者優先やスピードを落とせなどの看板設置、さらには市内一周交通安全駅伝大会や交通安全運動におきまして交通ルールとマナー遵守の啓発を行っているところでございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 説明いただきました。そのとおりでございます。皆さんも経験されたと思いますが、信号機のない横断歩道では、歩行者がいても約90%以上の車が停車しないと言われております。道路交通法第38条にて、横断歩道は歩行者優先とされております。歩行者優先のその原則を守らなければいけない。渡るという意思を持った人を確認した場合には、車はとまらないといけないのです。 そこで、今回、提言させていただきます。このぴかっとわたるくん、当局の皆さんが把握、そして知っていれば説明いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。ぴかっとわたるくんは、信号機のない横断歩道に設置し、歩行者が横断歩道を渡る際にボタンを押してLEDが光ることで、車両に歩行者の存在を知らせ、安全に渡るための製品と伺っております。ソーラーパネルで充電するため、電源は不要とのことでございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、説明がありましたが、補足させていただきたいと思います。ソーラーパネルを使うものですから、電源が必要ないと。5年間メンテナンスフリー、そして大幅にコスト削減。これ今回、資料を準備していたのですが、実は今回は愛知県の豊田市の交通局防犯課の資料を本当は引用して、みんなにコピーして配る予定でした。そして、たまたま私が見かけたのも神奈川県横浜市の旭区旭道路土木事務所というところが紹介をしているのをニュースのほうで見かけたものですから、いろいろ調べてみると、すごく今全国的にこれが展開していると。石川県の金沢市であったり、三重県の伊勢市。 これよく信号機の設置というのは何千万円もかかると、皆さん議員であれば信号機の設置を要望したことはあると思いますので、それは把握されていると思いますが、このぴかっとわたるくん、製品自体は100万円以下なのです。既設の、要するに既存の電柱とか標識につけられれば100万円以下で済む。だけれども、そこに支柱というのですか、設置する棒を埋設するのであれば約200万円から300万円、それでも相当安いのです。LEDで走行車両にフラッシュ、いわゆる光を発信して歩行者がいることを教える。そこで子供たちが安心して渡れる、そのようなものになっています。 今回、このぴかっとわたるくんを政策提言でもありました真栄原区、それから先日、呉屋等議員からも普天間の市民駐車場前の周辺の安全対策の提言がなされておりました。その箇所においては本員も前々から安全対策というのを提言させてもらっていますので、真栄原普天間区をモデルケースとして実施していただきたい。答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。ぴかっとわたるくんは、県内ではまだ導入されていないとお聞きしております。費用につきましては、今議員から御説明がございましたように本体費用がソーラーパネルと押しボタン、LEDのセットで98万円、これにポールや看板、工事費などを加えますと約200万円程度とのことでございます。また、清掃などの定期的なメンテナンスも必要なことから、導入に当たってはモデルケースも含め調査研究、検討してまいりたいと思います。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、口頭での説明ですので、なかなかイメージつかないと思いますが、当局の皆さん、そして議員諸公もいろいろとインターネット等、SNS等で私が発信してもいいですし、自身で検索して、その内容を把握していただくというのもあれだと思いますので、ぜひ一度ごらんになられてください。そして、各議員のその地域で必要な場所に、それをまた提言、推薦していただければ幸いかと思いますので、ぜひよろしくお願い申し上げます。 では、次の5番目に質問を変えさせていただきたいと思います。生活道路の交通安全対策について、この件につきましては、今回2点ほど通告をさせていただいておりますが、今まで毎回、普天間3区喜友名線で、いすのき通りの区間の道路の舗装の改修もずっと要望させていただいておりましたが、また普天間、新城区間でちょうど本日の夜から工事が始まるのです。ちょうど一般質問終わった後で、ある意味よかったなと。本員がこの一般質問の準備しているときに、夜中、道路工事されたらちょっと困るなと思いながらも、でもそれが道路の快適さというのをしっかりと保持していただけるための工事だと思いますので、工事に従事される方は寒い中、頑張られると思いますが、ぜひこの道路が完成したら、また皆さん通行して見ていただきたいと思います。それを踏まえて、新城の危険性ということで2点出しておりますので、よろしくお願いします。 では、1点目、市の普天間3区新城5号の安全性を伺います。今回、紹介させていただきますのは、普天間中学校の前の道からずっと、正門を背中にすると普天間中学校の前というのは右手、左手に分かれるのです。左手の道でございます。ちょうど本員が学生時代も通学に利用したなじみのある道なのですが、やはりいろいろと環境も変わり、この道を迂回する車が最近非常に多くなっていると。そして、朝夕、学生の通学もありますので、そこに対して安全対策をぜひ行っていただきたいという地域の方の声がありました。そこで、その箇所に今の普天間3区新城5号というのは、中学校前から実は普天間のりうぼうまでの一直線、すごく長い距離のことを言うのですが、今回は中学校前から、これローカルの話ですけれども、明和塾前までの区間、その区間が一番危険性と優先順位としては先だと思いますので、その該箇所に対して注意喚起のためのカラー舗装、そして路面に対する標示、そして電柱などの目印につける看板、この3点を要望したいと思います。特に予算がかかるものとか検討しないといけないものあると思いますが、看板なんかだったらすぐできるのではないかなんて思っていますので、ぜひそれをやっていただきたいのですが、見解いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当該道路は通学路となっておりますが、道路幅が狭隘なため、歩道が設置されておりません。また、宜野湾・北中城線への抜け道として通過する車両も増加しているとのことでございます。本市としましては、学校や自治会とも協議し、看板の設置など安全対策を講じてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。市道普天間3区新城5号の普天間中学校正門前から市道新城16号までの区間につきましては、朝夕、通勤通学路として多くの方に利用されている路線でございます。道路管理者として議員御指摘の危険性については、地域住民や自治会からの事情を把握し、交通安全対策を講じてまいります。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) ぜひ看板の設置もしていただけるということですので、これもできるだけ早い時間で設置していただくことを願います。 では、次の2番目、宜野湾保育所前の交通安全対策、これは継続的に要望はしてまいっていますので、内容は把握されていますので、結論だけ聞きたいと思います。前回の答弁も踏まえて、宜野湾保育所前の交通安全対策、今年度中に行っていただけるのか答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 市民経済部長。 ◎国吉孝博市民経済部長 御質問にお答えいたします。当該箇所の安全対策につきましては、自治会へ「スピード落とせ」の巻きつけ看板を提供しております。さらなる安全対策につきましても自治会、地域とも協議し、取り組んでまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 建設部長。 ◎古波蔵晃建設部長 御質問にお答えいたします。市民生活課が自治会へ提供したスピード抑制看板設置後、抑制効果の状況を確認し、カラー舗装などの安全対策について必要性があれば、次年度設置してまいります。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) こちらのほうも今いい答弁をいただきましたので、ぜひよろしくお願い申し上げます。 では、6番目の市民広場の整備及び利用のあり方について質問させていただきたいと思います。以前より普天間飛行場ゲート4エリア、通称市民広場における利用者の利便性、負担軽減を盛り込んだ提言要望をさせていただいております。今回は、その市民広場、今までトイレの改修であったり、いわゆる手洗い場であったり、自動販売機の設置とか、グラウンドの整備などもやっていただけたのですが、再度、次に多い要望として、いろんなイベント等でも利用ができるように、その市民広場にいわゆるコンセント、電源を設置していただきたいのですが、答弁いただきたいと思います。 ○上地安之議長 総務部長。 ◎伊波保勝総務部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。現在、市と米軍のほうで市民広場の利用や維持管理のほか、新たな仮設物の設置手続などについて定めた、まだ仮称ではございますけれども、市民広場敷地利用に関する合意書の内容について調整、すり合わせをしているところでございます。議員御指摘の市民広場内への電源設置については、今後、この締結予定でございます合意書に基づいて、再度米軍側とも協議をしてまいりたいと考えております。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) なかなか難しそうな話ではございますが、先日も実は、発電機準備していたのですけれども、その機械トラブルで音響が使えなくなったところ、ガードマンボックスにお願いしたら御配慮いただいて使わせていただきました。ただし、電源が1個しかないものですから、ガードマンボックスの中の機能が全て停止するのです。それでもやはり子供たちのためならということで貸していただきましたので、その辺はすごく御配慮いただいたことに感謝申し上げます。 では、7番目の質問に変えさせていただきます。大謝名小学校及び志真志小学校運動場の整備について質問させていただきたいと思います。では1番目、通常、小学校のグラウンドの整備は定期的に行うのか、そして小学校のグラウンドの適度な土のかたさというのは、基準が定められているのかをお聞きしたいと思います。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 宮城克議員の御質問にお答えいたします。整備は定期的に行うかという御質問でございますけれども、小学校のグラウンドの整備につきましては定期的に整備しておりませんけれども、小学校から要望がある場合、特に運動会前に、あるいはグラウンドの整地の要望がございまして、その対応をしているところでございます。また、グラウンドに水たまりが発生した場合など、グラウンドに支障のある場合には、整備を随時行ってきているところでございます。 次に、小学校のグラウンドの土の適当な強度は基準として定められているのかという御質問でございますけれども、屋外体育施設の建設指針によりますと、ある一定の地面のかたさが保たれる必要があるとされ、基準値が設けられているところでございます。学校のグラウンドをクレー舗装した場合、50から90ポンドの基準値になるよう混合土を決定しているところでございます。過去に行った校庭整備の試験結果、赤土6に対して砂4の配合で整備することで基準値の硬度が得られると判断しておりまして、校庭整備を行う場合の基準としているところでございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 定期的には行っていないと。今の説明もありましたが、多分これだと思うのですが、屋外体育施設の建設指針、各種スポーツ施設の設計・施工というものがありまして、この資料の中にうたわれております。そのように説明もありましたので、改めてお聞きしたいのですが、今回は大謝名小学校と志真志小学校ということで2校を上げておるのですが、こういう話を聞くのです。大謝名小学校に通う保護者、そして利用する方々から、いわゆる小学校の運動場、そのところどころ、箇所によって今のようなものとか、コンクリート片が表面から、地面から顔を出してくると。ですので、そういった御報告は実際に教育委員会のほうに来ているのか。 それから、現在のグラウンドの下部、下というのは、例えばもともと何か構造物があったところをそのまま埋め立ててやっているのかというのを確認させてください。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。大謝名小学校に通う保護者や利用者からの報告は、教育委員会に直接はございませんけれども、学校からはグラウンドの表面が流され、小石やコンクリートの塊などが出てくるということを何度か報告を受けておりまして、その都度、グラウンドの整地を行っているところでございます。また、現在のグラウンドの下の部分、いわゆる下表層というのでしょうか、構造物の跡地があるかというような御質問でございますけれども、現在のグラウンドに大謝名小学校建設の前に建物が建てられていたことはなく、グラウンドの下の部分が構造物の跡地ではないということで考えているところでございます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) 今、説明がありました。そこで、今回、志真志小学校も建てかえがありました。そして、大謝名小学校は体育館の建てかえがある。今回、その要望も受けたのですが、本員が言いたいのは、今、重機があるうちに運動場の整備をしていただきたい。新たに要望して、そこに重機を配置して、下請を決めてとなると、相当なまた金額が発生すると思うのですが、今ある業者さん、要するに業者がいるうちに、重機があるうちに大謝名小学校と志真志小学校の運動場の整備をしていただきたいというふうに要望します。それに対する御見解をいただきたいと思います。 ○上地安之議長 教育部長。 ◎比嘉透教育部長 御質問にお答えいたします。大謝名小学校の体育館の建てかえ工事の影響範囲のグラウンド部分の整備につきましては、体育館完了時に表層を削って整地することを考えております。それから、大謝名小学校グラウンドの全体的な整備につきましては、体育館の建てかえ後に屋外環境整備において対応することを検討しているところでございます。 御質問でございますけれども、今、志真志小学校のほうにおいてもグラウンドの整備をしているところでございますけれども、志真志小学校につきましては校舎完成に伴い、現在、仮設校舎の解体作業を進めているところでございます。グラウンド整備につきましては、全体的に表層を削り、クレー舗装にて整地を行うということで考えているところでございますので、御理解賜りたいと存じます。 ○上地安之議長 宮城克議員。 ◆12番(宮城克議員) ぜひよろしくお願い申し上げます。 もう時間もありませんので、8番目の普天間第二小学校の移設というものは、また次の機会にさせていただきたいと思います。4月以降、西普天間住宅地区の造成工事も行われるようですので、その後にまた要望していきたいと思いますので、本日、本員の一般質問は、これで終了させていただきます。ありがとうございました。 ○上地安之議長 以上で12番 宮城克議員の質問を終わります。 以上をもちまして本日の全日程が終了いたしましたので、本日の会議を閉議いたします。なお、次の本会議は12月19日午前10時から会議を開きます。本日はこれにて散会いたします。御苦労さまでした。(散会時刻 午後3時25分)...